今回のフォトコンテストではどのような写真に期待していますか？

個性あふれる作品をたくさん待っとるけぇね！あとはやっぱり鉄道と飛行機以外の作品でしょうね。船とバス、頑張ってほしいのぉ。

シャッターを押した瞬間、そのシーンに会った時にこれは感動したろうなっていうような写真を期待したいなと思います。

これまでの審査員としての経験から、優秀な作品ってどんなものだと思いますか？

やっぱり色だったり構図だったり目を引くものがある作品。審査のとき、枚数が多いとバーって見るんじゃけど、「あれっ」て本当に手が止まる時があるんよ。そういうのがやっぱり賞取ったりするんよね。当たり前の写真がだめって言っているわけじゃなくて、コンテストの中で賞を狙うんだったらプラスアルファがないと平均点で終わっちゃう。

実は、その時の僕の気分も大きいと思うよね。その日選んどいて発表の日に俺こんなの選んだっけなんていうのあるかもしれないよ（笑）

！！

最優秀だけに限ってはこれ！っていうのはあるけど、2位3位っていうのはやっぱりね、順番が変わっちゃうかもしれないよね。なのでよりインパクトや印象的な絵作りをした作品を撮って欲しい。

審査のとき、お二人とも悩まれてますもんね。

そうね。ただね、僕が今まで審査をしてきた画っていうのはほぼ覚えているし、それを超える何かが写真にプラスになる要素が多ければ多いほど目に留まるわけだよ。僕がまだ出会ったことのないような光とかシーンとかを捉えた作品が見てみたいし、選びたくなるもんね。あとこれ「乗りもの」のフォトコンテストなので、飛行機以外はすごく新鮮で楽しみの一つ。飛行機に関してはやはり見すぎてるから選ばれるのは結構ハードルが高いけど、選ばれたら価値はあると思ってほしいね。

写真家として成長するにはどんなことが重要ですか？

ワシの講座を受けることじゃ！！！

（笑）

まぁそれは冗談じゃけど（笑）これはね、いろんな人の写真をいっぱいまず見ること。いいなと思ったら真似てみたりね。人の写真の真似って難しくて逆に技術が必要だし、その時の光の具合とか天気とかあったりして意外と撮れそうで撮れない。
人の写真を見て、この人はどういう写真を撮りたかったんだろうなっていうのを自分で考えると、いろんな引き出しが増えたり表現方法も広がっていくと思うんで、たくさん写真を見てほしいのぉ。

あとはね、こうやってフォトコンに応募してプロに認められること。この審査員に選んでもらいたいとか、審査員の特徴を掴んだ上で応募して選ばれると、それは今後の自分のモチベーションになるしね。
僕ら審査員としてもこんな見方もあるんだ、こんな捉え方もあるんだっていう勉強になる。プロであっても、勉強できる状況があればそれはやっぱり取り入れたいし、良いなと思った写真があれば「今度そこに行ってみよう」ってこっちが思うしね。

ルークさんは航空写真家の第一人者になってもずっと成長しようとしてるってことなんですね。

うん、取り入れたもの以上の作品を撮らないと人の真似になっちゃうから、そこをいかに乗り越えた画を撮るかだよね。

今回のフォトコンテストへ応募される皆さんにメッセージを！

僕ら審査員が撮ってる飛行機とか鉄道以外でも「おっ」て思うようなね、そんなシーンがあったらぜひ応募してほしいと思います。僕は飛行機以外の写真もいいと思えば選びますし、自分がいいと思った写真、自分が感動したような写真があれば、ぜひ応募していただきたいなと思います！

ワシが「え゛ー！」って悲鳴を上げるような作品を待っとるけぇのぉ！

（笑）

やっぱりフォトコンだと、つい唸っちゃうような作品が結構ありますよ。想像を超えるというか、こんなんだったらワシも撮れるな、撮ったことあるなっていうのではなくて、こんなんが撮れるんか？みたいな作品。

難しいですね。でも、今まで選んでくださった作品っていうのは、そういうところがあったから入賞していると。

そう。よくバスでこんなの撮れたな、とか。あと、ワシが好きなのは情緒的だったりスナップ。なんかこう心がほっとするような、公共交通機関ならではの街や人を絡めたような作品とかを期待しとるで！