審査員に聞く!

審査員のルーク・オザワ氏と山﨑友也氏に、
コンテストについて色々と聞いてみました!

  • LUKE H. OZAWA

    航空写真家。1959年2月東京生まれ。ヒコーキを撮りはじめて半世紀。旅客機撮影の第一人者。情景的ヒコーキ写真ではカリスマ的存在。
    これまで手掛けたカレンダーはANAをはじめ350作を越える。飛行搭乗回数は2200回。写真集JETLINERシリーズ等著書多数。
    航空写真家。1959年2月東京生まれ。ヒコーキを撮りはじめて半世紀。旅客機撮影の第一人者。情景的ヒコーキ写真ではカリスマ的存在。
    これまで手掛けたカレンダーはANAをはじめ350作を越える。飛行搭乗回数は2200回。写真集JETLINERシリーズ等著書多数。
  • YUYA YAMASAKI

    鉄道写真家。1970年広島生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。鉄道写真の専門家集団、(有)レイルマンフォトオフィス代表。
    鉄道会社各社のポスターやパンフレット、カレンダー等や、絵本・雑誌、写真講座・講演、TV・CM出演と幅広く活動。
    鉄道写真家。1970年広島生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。鉄道写真の専門家集団、(有)レイルマンフォトオフィス代表。
    鉄道会社各社のポスターやパンフレット、カレンダー等や、絵本・雑誌、写真講座・講演、TV・CM出演と幅広く活動。

4年ぶりに「駅すぱあと乗りものフォトコンテスト」が帰ってきました!
前回は1,933枚もの応募がありましたが、印象に残っていることはありますか?

えっそんなに応募があったんだっけ?!そういえば審査に時間がかかったなぁ(笑)
丁寧に審査いただきましたもんね。
応募が多くて嬉しい悲鳴じゃったよ。やっぱり印象に残っとるのは鉄道とか飛行機以外の写真が結構良いのがあって。審査員が電車と飛行機なんでそっちに寄りがちなんじゃけど、もっと自由な発想で自分の好きな乗り物をね、表現してもらいたいなと思いますね。

今回のフォトコンテストで期待していることはありますか?

期待してることね~やっぱりね、数々の審査をしている中で応募してくる作品で「お!」って僕らを思わせるような、そういう作品を期待したい。なので、僕らを研究してくれると良いかもしれないね。審査員が撮る画(え)っていうのを分かってくれれば選ばれるんじゃないのかなと。僕も飛行機以外も審査するしね。コロナの中でもひっそりと撮ってくれた写真の応募があると嬉しいな。
特に電車とか飛行機って撮る表現が固まってしもぉて、同じような表現になっちゃう傾向にあるんで、そういった枠を取っ払ってもらいたい。公共交通機関という中でバスとかフェリーとか、皆の感性を利用して色んな作品を見てみたいなと思いますね。前回の審査員特別賞で選んだバスの写真みたいに、今までバスが好きでもフォトコンの機会がなくて応募できなかった人とかもおると思うので、奮ってご参加ください!

Instagramから応募できる賞も用意しました。
Instagramでは正方形の構図も多くなりますが、撮る際のアドバイスはありますか?

スマホの場合は、人が絡んできたり一眼レフの望遠で撮るんじゃないような身近な画。ちょっと気軽な画作りの作品を見られればいいかな。なーんて言って、応募された写真で選ばなかったりしてな(笑)
(笑)
今はスマホでも夜とかも綺麗だし、一眼レフじゃ撮れないのも撮れたりするんでね。新鮮かもしれないし、ある意味それは楽しみかな。
構図で言うと、正方形のどこに一番メインの撮りたいものを置くかによって変わってくるんよね。例えば電車が真ん中にあったら日の丸構図になるんで、それは避けること。四隅のほうに撮りたいものを置くこと。
四隅をうまく使うってことですか?
そう。でも"わざと"真ん中に置くのはオッケー。何も考えずに撮って真ん中に来ちゃったっていうのが多いんよ。ちょっとこう主題を隅の方に置いて、周りにいらんもんが入ってないかとかね(考えて)。撮りたいものの周りを見る!四つの角を見る!

コンテストへの応募を考えている皆様へ、ぜひエールを!

よく言うことなんだけど「とりあえず出してみるか」っていう作品はダメだからね。やっぱり撮ってみて「お~これだよこれ!」ってその時に切ったシャッター。自分自身が感動した写真を送ってきてくれないと、それは僕らにも届かない。5枚送ればどれか引っかかるだろう的なね、そういう感覚ではなくて5枚とも選ばれるだろうという気持ちになれるような作品を送って欲しい!
一球入魂ってことですか?
一写入魂!だね。
うん、ただね、とにかく送ること!コンテストなんで、やっぱ選ぶ人(審査員)がいるわけよね。選ぶ人の感覚とか考え方と応募する人のそれが違うこともあるわけよ。じゃけぇ、受賞せんかったけぇといって落ち込むことはない。それは審査員と合わんかっただけじゃけぇ。宝くじと一緒で、送らないと受賞しない!じゃけぇ自信がないなと迷ったりせず、受賞しなければ「審査員の見る目がなかったんじゃな」と(笑)受賞せんかったけぇ下手なんじゃないんよ。たまたま審査員とフィーリングが合わなかっただけなんよ。
たまたま、自分が美しいと思っている作品と違ったんだなと。
そうそう!落ちたら「審査員がバカなんじゃな」と(笑)で、受賞した人の作品を見て感化されたところは吸収して真似すれば良い。そうやって自分の表現力を高めていくきっかけになるのがコンテストじゃと思うんで。自信をもって応募してみんさい。