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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2014年12月号








東京駅が開業したのは、1914年12月20日。明治初期に立てられた計画に端を発し、1903年には、当時の日本建築界の第一人者だった辰野金吾氏に設計を依頼。レンガ造りの威風堂々とした駅舎が完成したが、実は「東京駅」という名称が決まったのは開業の直前だった。海外のメインステーションのように「中央駅」にすべきという議論があったためだ。

今年で開業100周年を迎える東京駅を記念して、多彩なイベントが行われている。

首都圏在住の方なら、最近"茶色い山手線"を目にしたことがある方もいるかもしれない。それは、今年の12月20日(土)に開業100周年を迎える東京駅を記念したラッピングトレインだ。

車体が赤レンガ模様にラッピングされ、側面には開業当時と現在の東京駅の姿が刻まれている。さらに12月18日(木)からは、車両内部に東京駅にまつわる過去から現在の写真なども展示される予定だ。運行期間は来年の3月末まで。車内の展示装飾は来年1月1日(木)までとなっている。

12月19日(金)には、東京ステーションホテル4階のアトリウムにて記念式典が行われる。その式典に先立って、東京駅10番線ホームでは「101年目の出発式」と銘打ち、2009年3月に定期運転が終了している寝台特急「富士」が団体臨時列車として復活運転する。鉄道ファンならずとも、その懐かしい雄姿を見たい人は多いはずだ。

"東京駅構内にある美術館"として知られる東京ステーションギャラリーでは、11月30日(日)まで「スペシャル・オープン・ウィーク:駅の美術館で楽しむ13日間」を開催中。2012年の冬に行われた東京駅のプロジェクションマッピングを模型で再現した上映や、東京駅が出来たころの丸の内を体感できる展示などが行われている。

12月13日(土)から2015年3月1日(日)までの期間は、企画展「東京駅100年の記憶」を開催。東京駅を題材とした絵画や写真、映像のほか、歴史を振り返るジオラマや、建築に関わる貴重な資料も展示されるとのこと。東京駅を利用する機会がある方は、少し早めにアクセスしてギャラリーを堪能してほしい。
記念品も続々と登場。12月20日(土)午前8時から、東京駅丸の内南口で100周年を記念したSuicaが発売される。復元された丸の内駅舎が描かれたデザインで、限定1万5千枚の販売だ。エキナカ商業施設では、駅舎の赤レンガや電車など東京駅らしい要素が盛り込まれた記念商品が人気を博している。スイーツや惣菜、弁当、雑貨、飲料など多彩で、帰省のお土産としても重宝することだろう。

■東京駅100周年記念 
  東京駅が街になる Tokyo Station City

http://www.tokyostationcity.com/100years/
丸の内界隈は電車で訪れる人が大半を占めるが、西には皇居、東には日本橋、南には有楽町と、東京駅から歩ける距離にさまざまな見どころが点在し、都会の散策スポットとしての一面も持ち合わせている。そこで、今の季節にふさわしい散策をいくつか紹介してみよう。
丸の内界隈は、全国でも屈指のイルミネーションスポット。東京駅八重洲口のグランルーフでは、12月1日(月)から2015年2月14日(土)にかけて「Tokyo colors」をコンセプトにしたイルミネーションが行われる。グランルーフに吹く風の流れを取り入れた光の変化など、未来をイメージさせる演出が行われる予定だ。イルミネーションは17時頃に点灯し、23時まで楽しめる。

また、有楽町と大手町を結ぶ丸の内仲通りを舞台にした「丸の内イルミネーション2014」はすでに始まっている。約1.2kmに及ぶ街路樹約240本が、気品あるシャンパンゴールドに光り輝く姿は、丸の内の街並みにふさわしい。2015年2月15日(日)まで楽しめる。

その他、有楽町マリオンや日比谷シャンテ、コレド日本橋など、周辺にはイルミネーションスポットが目白押し。寒さ対策を万全にしながら、東京の冬の夜を満喫してほしい。
この界隈には、東京駅以外にも今年100周年を迎えたものがある。そんな"同い年"のスポットを訪ね歩き、歴史に想いを馳せてみるのも一興だ。

たとえば、有楽町・日比谷エリアにある東京宝塚劇場。劇場そのものは東京駅開業から20年後に誕生し、2001年にリニューアルオープンを果たしているが、宝塚少女歌劇(現在の宝塚歌劇団)の第一回公演は東京駅開業と同じ1914年。1世紀に渡り、多くの人々を魅了し続けてきている。ふだん馴染みがない方でも、東京駅探訪を兼ねてぜひ訪れてみてほしい。完成度の高い豪華絢爛なステージは、まさしく"非日常"を感じさせてくれる。

もうひとつの"同い年"は、三越のシンボルといえる「ライオン像」。

1914年、三越本店新館の落成の際に設置された。ちなみに、三越日本橋本店に食品フロアが出来たのも1914年のこと。同店では100周年を記念し、ライオンをかたどった食品やギフトなどを販売中だ。

なお、12月20日(土)まで東京駅開業100周年記念として、「あるこう!東京駅~日本橋 百年散策」イベントが開催されている。

期間中は、東京駅をはじめ大丸東京店、日本橋高島屋、日本橋三越本店、日本橋案内所(コレド室町)の5ヶ所で、東京駅~日本橋間の散策マップと、限定ノベルティとして記念レプリカ硬券を配布している。マップには江戸・大正および現在の地図と、老舗店舗や歴史的な見どころが掲載されているので、歴史散策が好きな方には最適だ。ぜひ散策して、東京の歴史を肌で感じてみてはいかがだろう。





次回2015年1月号は、2014年12月24日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2014年12月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2014年11月26日(水)
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