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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2014年11月号








紅葉の見どころが豊富な信州において、ゆったりとした鉄道の旅を楽しみたい方におすすめの観光列車がある。今年の夏にデビューした、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」だ。

軽井沢駅と長野駅を結ぶ「ろくもん」のネーミングは、戦国時代に名を馳せたご当地の名家、真田家の家紋「六文銭」が由来。

列車デザインは、クルーズトレイン「ななつ星in九州」などのデザインでおなじみの水戸岡鋭治氏だ。

カラーは真田幸村の赤備えをイメージした濃い赤を基調とし、その中に真田家ゆかりの「六文銭」「結び雁金」「州浜」をゴールドで配置している。

内装は、長野県産の木材をふんだんに使った、快適でぬくもりのあるラウンジ風。

1号車は、ファミリーやグループ向けの車両として、中央に遊び場(木のプール)を設置。2号車は、車窓を流れる景色を眺めながら食事を楽しめるカウンター席とソファ席があり、サロンスペースが広がっている。3号車は、二人連れのお客様向けの個室的な空間。ここでも食事を楽しむことができる。振る舞われる料理は、長野でも屈指の名店が手掛けたもの。旬の地元食材がふんだんに使われている。

そんな観光列車「ろくもん」で訪ねたい紅葉狩りスポットは、上田城。真田昌幸によって築城された上田城は、徳川の大軍を2度に渡って退けた天下の名城だ。上田城といえば春の「千本桜」が有名だが、城跡に映える紅葉も魅力たっぷり。11月1日(土)から9日(日)にかけて「上田城けやき並木紅葉まつり」が開催される。

まつりは、1日(土)の出陣太鼓と、その直後に行われる真田氏の活躍を再現した鉄砲隊による砲術披露で幕を開ける。期間中は歴史やグルメにまつわる様々なイベントが催される予定だ。また、期間中は日没から22時まで紅葉のライトアップも行われる。歴史が好きな方はもちろん、そうでない方も日本の秋の情緒を存分に楽しめることだろう。


■ろくもん(しなの鉄道)

http://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/


■上田城けやき並木紅葉まつり(信州上田観光情報)
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/shokan/0500/20130812144715047.html
出雲をはじめ、日本神話の伝説が色濃く残る島根県。この地に、とっておきの紅葉狩りが楽しめる観光列車がある。「奥出雲おろち号」だ。

出雲から宍道駅方面へ向かうと、内陸部に延びる木次線(きすきせん)が走っている。奥出雲おろち号は、木次線の木次駅と備後落合駅を結ぶ観光列車。2両編成のトロッコ列車で、外観のデザインは青と白を基調とし、そこに星が散りばめられている。

車内は、トロッコ列車特有の木製座席。床にも木材が使われていて、レトロな雰囲気を醸し出している。木次駅から出発した当初は、のどかな田園風景が車窓に広がる。次第に山間部に入っていき、絶景というべき紅葉が随所に見られるようになる。

松本清張の小説『砂の器』の舞台として有名な亀嵩駅や、社殿造りの出雲横田駅など、味わい深い駅舎も旅情たっぷり。沿線にはヤマタノオロチ伝説などが残るスポットもあるため、「古事記」や「日本書紀」に登場する人物名などが愛称として付けられている駅もある。

そして、木次線の象徴といえるのが、急峻な山を越える際の三段式スイッチバック。折り返しながら山を登るスイッチバックは、全国でもかなり少なくなっている。また、山間をヤマタノオロチがうねっているようにみえる二重ループの道路「奥出雲おろちループ」や、朱塗りの巨大鉄橋「三井野大橋」を眺めることもでき、紅葉以外にも楽しみどころが満載となっている。

「奥出雲おろち号」の運転期間は、紅葉シーズン(11月下旬))終了まで。普段は金・土・日・祝日の運行だが、紅葉期間中は平日も運行される。また、土・日・祝日の中には出雲市駅始発の列車もあるので、公式ホームページで確認してから出かけよう。
首都圏からアクセスしやすい紅葉狩り観光列車の旅なら、秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」がおすすめだ。

機関車は「C58 363(シゴハチ サンロクサン)」。かつては東北地方などの旧国鉄で活躍したSLだ。昭和47年に現役引退し、長きに渡って小学校の校庭で保存されていたが、運行を望む声が高まったことで昭和63年に復活を果たした。"2度目の現役人生"のスタートから四半世紀経つが、今もその雄姿は健在だ。

同列車は、毎年3月中旬から12月初旬にかけて運行。秩父鉄道熊谷駅と三峰口駅間を1日1往復する。片道約2時間40分の、のんびりとした汽車の旅。区間ごとの予約も受け付けているため、たとえば長瀞駅~秩父駅間のみ乗車するといったことも可能だ。なお乗車の際には、乗車区間の普通乗車券の他に、SL座席指定券もしくはSL整理券が必要となる。

同列車で巡りたい紅葉スポットは随所にある。秩父市の大滝全域では、10月24日(金)から11月24日(月・祝)まで「第38回奥秩父大滝紅葉まつり」を開催中だ。

おすすめスポットは、中津川沿いに約10km続く渓谷、中津峡。高さ100mにも及ぶ断崖絶壁や奇岩が連なる渓谷が赤や黄色に染まる姿は圧巻の一言だ。滝川沿いに連なるV字谷、滝川渓谷も、山を彩る紅葉と、渓谷に架かる橋とのコントラストが美しい。両方とも三峰口駅からバスを利用して出かけよう。

紅葉まつりのメインイベントは11月9日(日)、三峯神社の境内を中心に行われる。郷土芸能披露、特産品販売、音楽イベントなど、盛りだくさんの内容だ。ここの紅葉も素晴らしく、夜間はライトアップが行われる。三峯神社社殿が紅葉と共に闇に浮かび上がる様子は、まさに幽玄の境地だ。ぜひ家族揃って、秋の秩父路を楽しんでほしい。

■SLパレオエクスプレス(秩父鉄道)
http://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/


■奥秩父大滝紅葉まつり(秩父観光なび)
http://navi.city.chichibu.lg.jp/festival/koyofes/

【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2014年11月号の内容に対応
私鉄および公営は、2014年11月8日現在の時刻表に対応

 
大井川鐵道
2014/10/26~11/30 井川線 紅葉シーズンの臨時列車に対応
大井川鐵道
当面の間 井川線 接岨峡温泉~井川間 土砂流入による運休に対応
東武鉄道
2014/11/5、11 
東武スカイツリーライン、東武アーバンパークライン 
団体客輸送に伴う一部ダイヤ変更に対応
西武鉄道
2014/11/14~16 池袋線、新宿線
「EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE」開催に伴う
臨時列車増発と一部ダイヤ変更に対応
東武鉄道
2014/11/22、23 伊勢崎線 
「世界キャラクターさみっと in 羽生2014」開催に伴う
特急〔りょうもう〕の羽生駅臨時停車に対応
その他の改訂情報は駅すぱあとワールドをご覧ください。

次回2014年12月号は、2014年11月26日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2014年11月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2014年10月29日(水)
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