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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2013年8月号








世界文化遺産の登録を受けて、例年以上に盛り上がりを見せている富士山観光。富士登山だけでなく、富士五湖など周辺の観光にも注目が集まっている。そこで今月は、富士山周辺の鉄道について紹介しよう。

富士山のお膝元駅といえば、富士急行線の河口湖駅。この駅からバスで「富士スバルライン五合目」に向かい、「吉田ルート」を歩いて山頂を目指すルートは、首都圏からのアクセスもよく、4つある登山ルートの中でも人気を博している。

今年の夏、首都圏から河口湖駅へダイレクトにアクセスする臨時快速列車「ホリデー快速富士山」が登場。以前は「ホリデー快速河口湖」として運行していたが、富士山の世界文化遺産登録にあやかり、列車名が変更となった。

「ホリデー快速富士山1号、2号」は、JR中央線と富士急行線の直通運転により、新宿駅と河口湖駅間を乗り換えなしで結んでいる。所要時間は約2時間。一方、「ホリデー快速富士山3号、4号」は、JR武蔵野線を経由し、栃木県の小山駅と河口湖駅を結んでいる。所要時間は約3時間半。「ホリデー快速富士山」の運行は、9月29日(日)までの土休日運転だ。

また、新宿駅と河口湖駅間では、臨時快速列車「山梨富士号」の運行も始まっており、8月31日(土)と9月1日(日)を除き、9月29日(日)までの土休日に運行される。首都圏と富士山方面を結ぶ臨時列車の便数が例年以上に充実しているのも、世界遺産効果といえるだろう。

富士登山はもとより、ハイキングを楽しんだり、河口湖畔でロープウェイや遊覧船に乗って過ごすもよし、富士急ハイランド駅で下車して、家族みんなで遊園地を満喫するもよし。お好みで休日を楽しみながら、雄大な富士山を眺めてみてほしい。

■JR直通電車のご案内(富士急行線)
http://www.fujikyu-railway.jp/forms/menutop/menutop.aspx?menu_id=888
"富士山に一番近い鉄道"と掲げている富士急行線は、大月駅と河口湖駅間の路線全長26.6km。この間、車窓から望む富士山を存分に楽しめる3種のイベント列車が走っている。それぞれ紹介してみよう。

モダンなデザインが施された車内空間を楽しみたい方には、毎週木曜日と指定点検日を除いて毎日運行している快速「富士登山電車」がおすすめだ。平成21年から運行が始まった同電車は、車両デザインの第一人者といえる水戸岡鋭治氏が手掛けたもの。「赤富士」と「青富士」の2両編成で、その外観はレトロな雰囲気漂う「さび朱色」。富士急行線の前身である富士山麓電気鉄道時代から活躍していた「モ1号」の車両カラーにちなんでいる。

内装も、木材がふんだんに使われていてソファーやテーブルのかたちも多彩。赤ちゃん用のベビーサークルまである。また、富士吉田市の特産品でもある甲斐絹をモチーフにした飾りが、落ち着いた雰囲気に彩りを添えている。ライブラリーコーナーには富士山関連の書籍が並び、まるで洒落たカフェのような空間が広がっている。

素早くアクセスしつつ、車窓の景色も楽しみたい方には、毎日運転している「フジサン特急」がおすすめ。大月駅~河口湖駅間を約40分かけて走る「フジサン特急」と、JR中央線特急「あずさ」や「かいじ」と乗り継げば、新宿と河口湖間が約100分の乗車で結ばれることになる。

車両には、富士山をかたどったオリジナルキャラクターが複数ペイントされ、イベント気分を盛り上げてくれる。

一般的な座席の他に、窓に向かってソファーが並び、グループ旅行に最適なラウンジ席や、広い窓を正面にして雄大な景色が見渡せる展望席などがあり、存分に壮大な景色を楽しむことができる。平日は4往復、土休日は下りが6本、上りが7本と便数は多めだ。

小さな子ども達と旅行するのなら、「きかんしゃトーマス」がデザインされた「トーマスランド号」を利用したい。毎日運行している同列車は、普通電車と同じ扱いのため、座席予約はできないが、車内には子ども達が喜ぶ仕掛けが満載だ。運転席の真後ろには「キッズ運転席」があり、レバーなどもリアルに仕上がっている。「しゅっぱつしんこう!」と運転士気分の子ども達に大人気だ。また、記念撮影には絶好のポイントといえる「トーマスチェア」と「パーシーチェア」も用意されている。外観も内装も、カラフルなトーマスの仲間達のイラストがずらり。ところどころにクイズも掲げてあり、小さな子ども達にとっては夢のような列車となっている。

■富士急行線
http://www.fujikyu-railway.jp/forms/top/top.aspx
ここまで紹介してきた富士急行線は、富士山の北東側を走っている。次は、富士山の西側や南側を走る鉄道と、富士山のビュースポットを紹介してみよう。

静岡県の富士駅と山梨県の甲府駅を結んでいるJR身延線は、富士山と南アルプスの境を流れる富士川の流域を走り、富士山を西側から望むことができる山岳路線だ。静岡方面から乗り入れた場合は、主に沼久保駅あたりまで車窓から富士山を楽しむことが可能だ。とりわけ高架となっている竪堀駅からの眺めは格別で、ホームには富士山と電車の姿を撮影するファンの姿も見られる。

沿線の富士宮駅も、雄大な富士山の姿を満喫することができる。同駅から徒歩約10分のところには富士山本宮浅間大社があり、古式ゆかしい社殿や鳥居と富士山のコントラストは絶品だ。また、富士宮駅から出ているバスやタクシーを利用して、白糸の滝や朝霧高原といった観光スポットまで足を伸ばしてみるのもよさそうだ。

東海道本線も、富士山をふんだんに眺められる路線のひとつ。歌川広重の「東海道五十三次」にも描かれ、海と富士山のコントラストも楽しめる由比駅周辺など、ビュースポットの多さは随一だ。富士川駅から程近い距離に流れている富士川へは、ぜひ足を運んでみることをおすすめしたい。富士川橋梁を渡る列車の向こうに、雄大な富士山がそびえる贅沢な風景に出会うことができる。

なお、JR東海は8月4日(日)までの土日に、浜松駅と御殿場駅間を1日1往復する臨時急行電車「富士山トレイン371」を運行中だ。「富士山トレイン」は2012年から運行が始まっているが、今回の「371」には、かつて特急「あさぎり」として活躍していた車両が使われている。沿線の岩波駅や御殿場駅で乗り降りする乗客には、記念乗車証もプレゼントされるほか、浜松駅や静岡駅などで記念駅弁の販売も実施中だ。ぜひとも駅弁を食べながら、車窓の富士山を楽しんでみてはいかがだろう。

■富士山トレイン371(JR東海)(PDF)
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000018966.pdf

【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2013年8月号の内容に対応
私鉄および公営は、2013年7月29日現在の時刻表に対応

富士急行 2013/7/6~2013/8/31 臨時ダイヤに対応
近畿日本鉄道 2013/7/13~2013/8/31 生駒鋼索線 臨時ダイヤに対応
ゆりかもめ 2013/7/13~2013/9/1 臨時ダイヤに対応
東京地下鉄 2013/7/20~2013/9/1 臨時ダイヤに対応
叡山電鉄 2013/8/1~2013/8/30 臨時ダイヤに対応
西武鉄道 2013/8/6~2013/8/31 
池袋線、狭山線、新宿線、多摩湖線 臨時ダイヤに対応
2013/8/15~2013/8/31 
新宿線、西武園線、国分寺線 臨時ダイヤに対応
東武鉄道 2013/8/10~2013/8/11 
東武スカイツリーライン、伊勢崎線、日光線
臨時ダイヤに対応
南海電気鉄道 2013/8/10~2013/8/15 
2013/8/19~2013/9/20 
高野線、高野山ケーブル 臨時ダイヤに対応
他多数の臨時列車に対応。詳細は「駅すぱあとワールド」をご覧ください。


次回2013年9月号は、2013年8月28日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2013年8月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2013年7月31日(水)
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