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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2011年03月号










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「駅すぱあとアンテナ」は『駅すぱあと』ユーザーである皆さまと、(株)ヴァル研究所が一緒に創りあげていくコミュニケーションツール、そして皆さまのお役に立てる情報を発信していくメールマガジンとしてお届けしてまいります。なお、このメールマガジンは配信をご希望の方にお送りしています。
「駅すぱあとアンテナ」編集部
3月12日、九州新幹線(鹿児島ルート)の博多~新八代間が開業する。これにより、平成16年から開業している新八代~鹿児島中央間と併せ、九州新幹線の鹿児島ルートが全線開業となる。

これにより、アクセス時間も大幅に短縮。博多~鹿児島中央間が最短1時間19分で結ばれる。現行では乗り換え時間を含め2時間12分かかっていたことを考えると、53分もの短縮となる計算だ。

また、山陽新幹線との直通運転もスタート。新大阪~鹿児島中央間が最短3時間45分で結ばれ、現行よりも77分短縮されることになる。関西圏からの旅行客が、これまで以上に熊本や鹿児島といった南九州に足を運ぶことになりそうだ。

利用される車両はN700系と、新八代~鹿児島中央間を走っている800系・新800系。N700系は、主に「みずほ」「さくら」として運用される予定だ。800系と新800系は、主に九州新幹線内の「さくら」「つばめ」として運用。デザイン変更が施された新800系は、金箔の壁をはじめ漆工や博多織のディスプレイ額など、“和”を基調としたインテリアにも注目が集まっている。

今回の全線開業により、九州各地の自治体は観光誘致に余念がない。南九州だけでなく、新幹線が停車する各駅周辺もまたしかり。さらに、九州における新幹線の拠点である博多駅も、3月3日に日本最大規模の商業駅ビル「JR博多シティ」がオープンする。

関東圏から南九州を旅行する際も、行きは飛行機で鹿児島に入り、その後、新幹線で博多へ赴いて観光…といったコースなど、旅のバリエーションが増えることだろう。時間に余裕ができた分、新幹線以外の鉄道の旅を楽しんでみるのも一興だ。

◇九州新幹線準備室(JR九州) http://kyushushinkansen.com/
九州新幹線の全線開業により、観光地として注目が集まっている鹿児島。桜島に代表される雄大な自然、西郷隆盛や大久保利通ら傑物ゆかりの史跡、さらに温泉や薩摩料理など、旅の楽しみは至って豊富だ。

そんな鹿児島観光をさらにスムーズにする観光特急列車が、3月12日に登場する。それが、指宿枕崎線を走る「指宿のたまて箱」。鹿児島中央駅と指宿駅間を1日3往復する予定だ。

鹿児島の南端、観光地として名高い岬「長崎鼻」には竜宮神社があり、指宿枕崎線沿線には龍宮伝説が今に伝わっている。その伝説がネーミングの由来だ。また、車両も白と黒の非対称な塗装という風変わりな仕上がりになっている。これも、竜宮城へ出かけた浦島太郎が、たまて箱を開けることによって黒髪から白髪になってしまったことにちなんでいるそうだ。極めつけは、たまて箱をイメージし、乗降口が開くとミスト(霧)が出る仕掛け。遊び心に溢れ、旅先で乗るにふさわしい観光特急列車となっている。内装も木調の楽しげなデザインが施され、旅の気分を盛り上げてくれること、請け合いだ。錦江湾に沿って桜島を見ながら、ゆったりとした時間を満喫してほしい。
さて、指宿といえば、先ほど述べた「長崎鼻」以外にも訪れたい名所がある。九州最大の湖である池田湖や、亜熱帯植物を中心に約2,400種40万本の植物が植栽された「フラワーパーク鹿児島」もさることながら、ぜひ一度、経験してみたいのが「砂むし温泉」だ。海岸の砂を掘って体をうずめ、上から砂をかけてもらう天然の蒸し風呂で、じんわりと汗ばんでポカポカしてくるところが心地よい。さらに砂から出た後、火照った身体を海風がクールダウンしてくれるのもありがたい。景色のよさも折り紙つきだ。

さらに指宿駅から枕崎駅まで、指宿枕崎線でのんびり鉄道の旅を楽しむと、途中にあるのが西大山駅。JRグループの中で日本最南端にある駅だ。無人駅だが、ここからの眺めは格別。周囲は畑が広がり、枕崎方面には開聞岳の美しい姿がはっきりと見える。古き良き田舎の風情が存分に感じられる駅だ。ただし、本数が極端に少ないローカル線なので、下車する予定なら事前に「駅すぱあと」で時刻を確認しておこう。
鹿児島と同じく、熊本も観光熱が高まりそうな勢いだ。熊本駅前の電停から市電で約10分の距離には、“武者返し”と呼ばれる反り返った石垣が美しい熊本城がある。桜の名所としても知られ、例年3月下旬頃には約800本の桜が咲き誇る。城とのコントラストを楽しむもよし、天守閣から城主気分で桜を見下ろすもよし。また、4月と5月の毎週金・土曜には「熊本城本丸御殿~春の宴~」と題し、夜間開園を実施。熊本城本丸御殿(櫻の間・梅の間)では伝統芸能の披露や邦楽の演奏が催される。

そして、熊本が誇る大自然の象徴といえば阿蘇山だ。熊本駅からのアクセスに一役買いそうなのが、6月4日にデビューする観光特急列車「あそぼーい!」。熊本弁で「遊ぼうよ!」の意を持つ同列車、春季期間は土曜・休日に1日2往復の運行となる。運行区間は熊本駅から宮地駅まで。ちなみに、3月12日から「あそぼーい!」運転開始までの期間は、特急「阿蘇ゆるっと博」号が同区間を走る予定だ。

「あそぼーい!」の最前部と最後部にはパノラマシートが設置されており、阿蘇山の雄大な景色を眺めつつ、鉄道の旅が楽しめる。また、小さなお子様向けに玩具が備わったファミリー車両があり、家族旅行には最適だ。
その他、九州には、熊本~人吉間を結ぶ「SL人吉」、宮崎~南郷間を結ぶ特急「海幸山幸」、人吉~吉松間を結ぶ「いさぶろう」「しんぺい」、博多~由布院(大分)を結ぶ特急「ゆふいんの森」など、魅力的な列車が多数走っている。ぜひ「駅すぱあと」を活用して、お好みの観光地を巡る鉄道の旅を計画してみてほしい。
次回2011年4月号は、2011年3月30日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2011年3月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2011年2月23日(水)
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