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せっかく冬の北国に来たのなら、白銀が広がる大自然を存分に満喫したいところ。青森駅からJRバス「みずうみ号」を利用すれば、八甲田、奥入瀬、十和田湖と、北東北屈指の名勝地へアクセスすることができる。
青森駅からバスで約1時間、八甲田にたどり着く。いざ、八甲田ロープウェーを利用して、約10分で標高1324メートルの田茂萢岳山頂へ。ここから眺める景色は一見の価値がある。岩木山や陸奥湾など360度の大パノラマが広がるだけでなく、巨大な怪物のようにみえる樹氷が雪原に点在。他の地域でも樹氷はみられるが、八甲田の樹氷ほど迫力に満ちた姿はなかなか見られないといわれている。さらに八甲田では、スノーシューを履いてトレッキングを楽しむ人も多い。八甲田ロープウェーでは用具のレンタルなどを含む予約制のツアーを実施しているので、興味のある方は問い合わせてみよう。 |
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トレッキングで心地よい汗を掻いたら、八甲田山中にある温泉宿「酸ヶ湯」へ。江戸時代から湯治場として賑わう同温泉の名物は、総ヒバ造りの“ヒバ千人風呂”。160畳もの浴室に、熱の湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など5つの浴槽があり、湯けむりと東北の風情が巨大な浴室内に満ちている。立ち寄り入浴は午前7時から午後5時半まで。また、酸ヶ湯の宿から徒歩7分程のところには「まんじゅうふかし」と呼ばれる「ふかし湯」がある。高温の温泉蒸気に満ちた木箱に腰かけて、身体を芯まで温めるもので、子宝の湯とも呼ばれている。 |
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さらに足を伸ばして、名勝・十和田湖へ。十和田湖では、2月4日から27日まで「十和田湖冬物語2011
雪と光のファンタビスタ」を開催する。湖畔に建つ有名な乙女像が幻想的にライトアップされるほか、天然温泉の足湯、かまくらの中でお酒が楽しめる「かまくらBAR」、郷土料理が食べられる「食彩ドーム」、津軽三味線のライブ、雪上車の市場体験など、まさに北国のいいとこどりなイベントが目白押し。さらに期間中毎日、冬花火が打ち上げられる。冬の澄んだ空気の中で打ち上げられる鮮明かつ幻想的な花火は、ぜひ一度眺めておきたいところだ。 |
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