JR蒲田駅の中央改札横にある「めん亭」の謳い文句は「大阪の味」。黄金色をした関西風のダシで蕎麦も楽しめるが、やはり抜群なのはうどんとの相性だ。
注文したのは「梅しらすうどん」。麺は讃岐ほどのコシはないものの、ほどよい弾力を保っている。ダシを一口含むと、薄口醤油の風味が口の中に広がり、ほのかに昆布の香りが余韻として残る。しらすと裏ごしした梅との相性も良く、味に奥行きを与えている。全体的にさっぱりした印象のうどんは、食欲のない時や二日酔いの次の日の胃袋もすんなりと受けつける味といえるだろう。
他にも、とろろ昆布やきざみ(細く刻んだ油揚げ)など、関西ではおなじみの味も楽しめる。店内は2つにわかれていて、改札の外側・内側の双方から入店が可能。蒲田を通る際にはちょっと途中下車して立ち寄ってみてはどうだろう。
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