毎年7月9日・10日、梅雨明けの声も聞こえてきそうな頃合いに東京浅草・浅草寺で開かれるほおずき市。浅草寺の境内やその周辺には200を超えるほおずきの露天が軒を連ね、それ以外にも金魚屋、風鈴、虫籠、燈籠など、日本の夏の情緒を満喫できる露天が立ち並ぶ。
ほおずきの鉢は風鈴つきで2,500円前後。花屋などよりも少々値が張るが、「風情」のお代だと思えば納得がいく。晴れた朝にはオレンジ色が目に眩しく、夜には行灯のようにぼんやりと光るほおずき。その懐かしさにぜひとも触れていただきたい。
また、7月10日は浅草寺の「功徳の日」。「四万六千日(しまんろくせんにち)」とも呼ばれ、この日に参拝すると4万6千日分お参りしたのと同じ効果が得られるという。そのため参拝するのに一苦労となるが、早めに出かけてぜひともお参りしたいところだ。 |
|