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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2006年5月号

駅すぱあとアンテナ
駅すぱあとアンテナ5月号
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いつも『駅すぱあと』をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
「駅すぱあとアンテナ」は『駅すぱあと』ユーザーである皆さまと、(株)ヴァル研究所が一緒に創りあげていくコミュニケーションツール、そして皆さまのお役に立てる情報を発信していくメールマガジンとしてお届けしてまいります。なお、このメールマガジンは配信をご希望の方にお送りしています。
「駅すぱあとアンテナ」編集部
鉄道のルーツと未来を訪ねて
通常、鉄道は旅行の「移動手段」ですが、たまには鉄道そのものを楽しんで みるのも一興です。今月の特集では、子ども達も楽しく学べる博物館や、 旅情をそそるSLの旅、さらに未来のリニアモーターカーに至るまで、 鉄道のルーツと未来に触れることができるスポットを集めてみました。 ぜひ「駅すぱあと」を使ってお出かけください。
01 鉄道のルーツと未来を訪ねて
次世代の乗り物といえば、リニアモーターカー。現在も山梨県で超伝導リニアの試験走行が行われている。その走行を見学できる山梨県立リニア見学センターは、リニアに関するあらゆる知識を楽しみながら得ることができる「リニアの総本山」といえるだろう。

センター前広場には模擬車両があり、実際に車内に入ることができる。センター2階展示室にあるのは、リニアの歴史や推進技術、リニア中央新幹線計画等について説明する映像や模型、展示物など。クイズを出題する子供向けの展示物もある。

そして3階展望室から、実際に眼下を走るリニアを見学。走行表示モニターで速度等を知ることもできる。ただし毎日走行試験を行っているわけではないため、実際の走行を見たい場合は事前にホームページで走行予定日をチェックし、出かける当日にはセンターへ問い合わせて確認するようにしよう。
雑学メモ
■未来の鉄道、リニア中央新幹線
リニアの研究がスタートしたのは昭和37年。その10年後に初めて浮上走行に成功し、その後も研究・改良が進んでいます。最高速度(有人)は3両編成で581km/h、5両編成で552km/hを記録(平成18年4月3日現在)。今では新幹線「のぞみ」が東京~新大阪間を約2時間30分で結んでいますが、東京と大阪を結ぶリニア中央新幹線なら約1時間!昭和5年、東京駅~神戸駅間を9時間で走った「燕」が当時「超特急」と呼ばれていたことを考えると、隔世の感がありますね。
 山梨県都留市小形山2381
 9:00~17:00(入館は16:30迄)
 毎週月曜、祝日の翌日、年末年始
 0554-45-8121
 富士急行田野倉駅(または禾生駅)より
 徒歩15~25分
JR大阪環状線弁天町駅の目の前に位置する交通科学博物館には、鉄道を中心とした展示物が所狭しと並んでいる。特急のヘッドマークや信号機などはもちろん、宮崎実験線で時速517kmを記録したリニアモーターカーや、明治から昭和にかけて活躍した機関車や寝台車などの実物車両も多い。信号に合わせて模型電車を運転できるコーナーや実際に操作できる踏切遮断機などは、子ども達が実際に「触れて」学ぶことができると好評だ。

館内にあるレストラン(土・日・祝日営業)は、ブルートレインの食堂車を利用。駅弁も販売されていて(平日は同レストランで、土・日・祝日は売店で販売)。ちょっとした旅気分が味わえるようになっている。また、企画展も頻繁に開催。6月25日(日)まではエントランス・ギャラリーにて「ギャラリー展・THE新幹線」を開催中だ。

子どもは否応なしにテンションが上がり、大人はレトロ感覚を味わえる。ぜひ家族で出かけてみよう。
雑学メモ
■東京の「交通博物館」は来年さいたま市へ
西が「交通科学博物館」なら、東は東京・神田にある「交通博物館」が有名です。この交通博物館は2006年5月14日、老朽化などの理由で閉館。現在は「さよならキャンペーン」として博物館秘蔵の乗り物模型公開や、交通博物館85年の歴史を振り返る特別展示、さらに枚数限定で特別記念切符を配布中で、名残惜しむファンが連日行列を作っています(混雑により入場制限となる可能性もあるとのことです)。来年10月14日には「鉄道博物館」として、さいたま市で再オープンとなる予定です。
 大阪府大阪市港区波除3-11-10
 10:00~17:30(入館は17:00まで)
 毎週月曜日(祝日・学校の春休み・夏休みは開館)
 年末年始(12月29日~1月2日)
 06-6581-5771
 JR大阪環状線弁天町駅より徒歩0分
 http://www.mtm.or.jp/index.html
茨城県下館駅と栃木県茂木駅を結ぶ真岡鐵道は、日本でも数少ない「蒸気機関車が走る」路線。およそ42キロの区間を1時間半ほどかけて、のどかな風景の中をひた走る。真岡鐵道の愛称は「コットンウェイ」。「木綿の道」という意味だ。沿線には陶芸の里として有名な益子や、モータースポーツのメッカ「ツインリンクもてぎ」など、見どころも多い。

真岡線の真ん中に位置する真岡駅、その建物はSLがモチーフとなっていて、関東の駅100選にも選ばれている。真岡駅構内の車庫はガラス張りで、SLが運行しない日であっても見学することが可能。また、駅西口には関連グッズなどを販売しているSL館もある。

SLの運行は毎日ではなく、土・日や祝日が主。運行日をチェックしてから出かけよう。SLに乗車する場合は乗車券とSL整理券が必要となる(SL整理券はJR東日本のみどりの窓口でも購入可能)。
雑学メモ
■明治生まれの真岡線
真岡線の歴史は古く、明治45年にまで遡ります。国鉄の前身である鉄道院は、従来の鉄道より線路幅が小さい「軽便鉄道」を全国5ヶ所に敷設する方針を打ち立て、そのなかで最も早く開業したのが真岡~下館間を結ぶ路線でした。当時は終始駅の名前をとって「真館線(しんかんせん)」と呼ばれることもあったそうです。時を経て昭和63年、管轄がJR東日本から真岡鐵道株式会社に転換。SLの走る観光スポットであるとともに、今も現地に住む人々の「足」として活躍しています。
 栃木県真岡市台町2474-1(真岡駅)
  真岡鐵道下館駅~真岡鐵道茂木駅
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/unkou.php
 0285-84-2911
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/

東武博物館のコンセプトは「本物の迫力にあふれた体験型博物館」。実際に体感できるゲーム感覚の装置を触りながら鉄道の歴史を学ぶことができる。


0ゲージの模型電車は4台の運転席から操作可能。事故を防ぐ自動列車停止装置(ATS)のしくみがわかるようになっている。実物の運転席に座り、目の前のモニターに映し出される走行風景を見ながら運転体験ができるシミュレーターは、ノーマルタイプ、200インチ大画面タイプ、3面マルチ画面タイプの3種類。他にバスの運転シミュレーションも楽しめる。

関東平野をイメージしたジオラマは横14m、奥行き7mの巨大サイズ。パノラマショーでは1/80のミニチュア車両、約120両がコンピュータ制御で走行する(5月上旬まで工事のため休止中)。その他、蒸気機関車など実物車両の展示もあり、子どもはもちろん大人も童心に帰って楽しめること請け合いのミュージアムだ。

雑学メモ
■鉄道の基礎は私鉄が築いた?
東武鉄道の歴史は古く、現在の伊勢崎線にあたる北千住~久喜間が開業したのは1899年のことでした。東武に限らず、当時の鉄道の発展は私鉄なくして語れません。山陽鉄道が現在の山陽本線を造り、日本初の私鉄だった日本鉄道が現在の高崎線や山手線、東北本線などを造りました。ただ、路線の建設などは国が賄うことも多かったため、厳密にいうと半官半民で日本の鉄道が整備されていったことになります。当時は国が財政難だったため、こうした民間資本に頼らざるを得なかったとのことです。
 東京都墨田区東向島4-28-16
 10:00~16:30(入館は16:00まで)
 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 年末年始(12月29日~1月3日)
 03-3614-8811
 東武伊勢崎線東向島駅より徒歩0分

滋賀県長浜市にある長浜鉄道スクエアは、旧長浜駅舎、長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館の3施設で構成されている。

旧長浜駅舎は、現存する最古の駅。1882年に北陸線の始発駅として建造され、第1回鉄道記念物に指定されている。鹿鳴館を彷彿とさせる洋風建築の駅舎内には、洋装和装入り混じった当時の人々の人形が並び、待合室や駅長室、出札室などが現存。当時の新橋駅をモデルに造られた駅舎内に身を置くと、さながらタイムスリップしたような感覚を味わえる。

一方、長浜鉄道文化館は長浜の鉄道史をはじめ、模型車両の展示が目を引く。なかでも日本最長66mにも及ぶ鉄道模型レールはぜひとも見ておきたい。北陸線電化記念館には、鉄道史に残る「ED70形1号機交流電気機関車」と「D51形793号機蒸気機関車」、通称デゴイチの実物車両が展示されている。

雑学メモ
■鉄道記念物の「駅舎」と「墓」
1882年に誕生し、鉄道記念物に指定されている旧長浜駅。では日本で最初に誕生した駅はどこかというと、遡ること10年前の1872年に仮開業した横浜駅(現在の桜木町駅)、川崎駅、品川駅の3駅です。同年の正式開業時には新橋駅が開業。当初は靴を脱いで乗車していたため下駄の忘れ物が多かったとか。ちなみに当時、鉄道建設の指揮をとっていたイギリス人技師、モレルは横浜外人墓地に眠っています。墓石は鉄道きっぷの形をしていて、鉄道記念物にも指定されています。
 滋賀県長浜市北船町1-41
 9:30~17:00
  (入館は16:30まで。7、8月は毎日20:00までオープン)
 年末年始(12月29日~1月3日)
 0749-63-4091
 JR東海道・山陽本線長浜駅より徒歩3分

起業から現在にいたるまで、
ヴァル研究所の軌跡を本にしました。
「駅すぱあと」開発秘話などをご紹介します。

・判型:四六判216ページ  
・定価:1,470円(本体1,400円)

・発行:日経BP企画      
・発売:日経BP出版センター

 
02 『駅すぱあと』最新情報
************ ダイヤ情報 ****************
【 鉄道 】

  東武鉄道 2006/04/22~2006/05/28
   臨時ダイヤに対応

  富山ライトレール 2006/04/29
   新規開業に対応

  名古屋鉄道 2006/04/29 
   ダイヤ改正に対応

  西日本鉄道 宮地岳線 2006/05/14 
   ダイヤ改正/営業キロ変更に伴う運賃変更

  西武鉄道 2006/5/19~24 
   臨時特急「ローズエクスプレス」運行とそれに伴う臨時ダイヤに対応

  相模鉄道 2006/5/20
   ダイヤ改正
に対応

【 空路 】

 
 6月の航空ダイヤ(対応期間 2006/05/01~2006/06/30)に対応

 
 
03 駅すぱ・川柳・・・
 
「昨年、東京まで就職活動へ行った際、面接で何社も回って疲れた帰りの車内での出来事。席が空いた際、サラリーマンと思しき人が、疲れを隠せずにいる私に席を譲ってくださいました。程なく内定をもらい、あのときの方に感謝の思いを馳せています」とのコメントをいただきました。都会は得てして「情」が薄いといわれますが、良い経験をしましたね。桜の咲く季節ごとにその方の「情」を思い出すと、初心に帰ることができてよいかもしれません。そんな想いに春らしさを加え、下の句で表現してみました。
「女の子の恥ずかしがる仕草ほど可愛らしいものはありませんね。電車の中で目が合うと、明日からの“恋の発展”を予感してしまうのは私だけでしょうか?」とのコメントをいただきました。いえいえ、春は誰しも、新たな出会いをどこかで期待していると思いますよ。下の句には、やけに車内の女性と目が合うなぁ、なによりも女性の数が多いなぁ、と思っていたら女性専用車両に乗っていた筆者の実体験を継がせていただきました。
「毎年4月になると電車の乗客が増え、満開ならぬ満員となる様子を詠みました」とのコメントを頂戴しました。たしかに満員で、しかも新入社員や新入生など、人々が「活気」に満ちているせいか、余計混んでいる印象を受けますよね。「花より団子」という言葉をアレンジして、混み具合を下の句に継がせていただきました。


 
次回6月号は、2006年6月7日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」5月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2006年5月10日(水)
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