房総半島の里山に佇む、200年以上前に建てられた農家。その土間を厨房に、母屋を食事スペースにしているのが「愚為庵(ぐいあん)」だ。食材は、四季折々の野山の旬、黒潮が洗う海の旬。自園で栽培した野菜や、近郷で取れる食材をベースにしている。
そこに、京料理の「おばんざい」のような家庭的かつ洗練された工夫を、女将さんが施す。「雅流懐石」と銘打たれたコース料理の数々は、いずれも素朴かつ贅沢な味。ゆっくりと流れる時間と、手間暇をかけて作られた温もり溢れる料理%%%現代風にいえば「農園レストランでスローフードを食べる」といったところだろう。お客さん皆にくつろいでもらうため、食事は完全予約制。事前の申込みをお忘れなく。
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