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駅すぱ・どっち方面

【ニッポンの名駅舎】対決は「門司港駅」に軍配!

門司港駅
「駅すぱあとアンテナ」9月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「ニッポンの名駅舎」対決。「金沢駅」と「門司港駅」の対決を制したのは「門司港駅」でした!さっそく“門司港駅”に一票を投じた皆さんから寄せられたコメントをご覧いただきましょう。
  • ◇『レトロな駅舎が列車の旅を楽しくしてくれる』
  • ◇『門司港駅のレトロ駅舎は土地の景観にマッチして溶け込んでいる。在来線のホームも昔のままのたたずまいが残っている』
  • ◇『平成9年から2年間、隣町の門司に単身赴任。門司港近辺には観光がてら良く遊びに行っていました。周りのスポットもだいぶ観光地化されているそうですが、古く情緒たっぷりだった駅舎がどのようになっているか是非行ってみたい』
  • ◇『映画のロケに使えそうな素敵な駅ですね』
  • ◇『ここで写真撮りたいです!レトロなワンピースとか着て』

門司港駅の良さは、おっしゃるとおり街の景観にマッチしていること。門司港観光のスタート地点として気分を盛り上げてくれるところが素敵ですよね。

  • ◇『小学生のころ、下関にわたる連絡船に乗るため父に手をひかれ、ホームを走ったことが思いだされます』
  • ◇『小学校2年生から高校2年生まで、門司港で暮らしていました。修学旅行も門司港から、母、姉に見送られた懐かしい駅です。当たり前に見ていた駅舎が、レトロな駅と脚光を浴び、新聞や雑誌に載る度に、食い入るように眺めています』
  • ◇『まるで映画のCGのような駅舎に感動しました。こんな駅舎、まだあったのですね。松山の道後温泉が少し似ているかな。もう亡くなってずいぶん経つ明治生まれのダンディな祖父が立っていたら似合いそうな門司港駅に1票』

下関と門司港を結ぶ関門連絡船は、現在も運航しています。美しい関門橋や、宮本武蔵と佐々木小次郎が戦う舞台となった巌流島も眺めることができますよ。

  • ◇『どちらの駅も、昔行ったことはあるが十分時間が取れなかった駅です。金沢は乗り継ぎ、門司港は引き返し列車までの時間が短く残念に思っています』
  • ◇『鹿児島本線のターミナル駅で、最も古い駅、一度も行った事がない。バナナのたたき売りの発祥地だそうで、一度は訪ねてみたいと思っている駅の一つ。小倉駅を出ると関門トンネルに向かってしまい、何時も反れていた。わざわざ訪ねなければ行けない駅である』

地理上は、まさに“九州の玄関口”に位置しているのですが、新幹線も山陽本線も別ルートを通ってしまいますから、やはり“わざわざ”行くべきところといえますね。しかし、だからこそ街や駅の景観がレトロに保たれたのかもしれません。

  • ◇『古き良きデザインを、現在まで維持した賢明さを、大いに評価します。「帰り水」などの遺産の価値を大切に考える姿勢も大切なものです。建て替えることなく、保存のためにお金を使うことは素晴らしい考えです』
  • ◇『門司港駅の改修工事が終わるのをひたすら楽しみにしている。旅程や宿泊先のプランをたてるのも楽しい』

現在は改修中の門司港駅ですが、九州の鉄道の歴史において重要な位置を占めるゆえに、今年の秋も鉄道にちなんだイベントが行われます。門司港駅に隣接している九州鉄道記念館は、10月4日(土)、5日(日)の2日間、「鉄道の日」にちなんだイベント「鉄道の祭典」を開催。「鉄道のしごと体験~車掌編~」では、JR九州の現役の車掌さんと一緒に車掌業務体験ができるのだとか。ぜひ訪れてみてください!

門司港駅(門司港レトロインフォメーション)


次は、「金沢駅」に一票を投じた方からのコメントをご紹介しましょう。

  • ◇『加賀百万石の城下町にふさわしく、駅前に威厳を以てたたずんでいます』
  • ◇『金沢駅で良く乗り換えをするので、是非駅の外へでてみて眺めてみよう』
  • ◇『レトロも良いものですが、未来と伝統の融合は日本文化の進む道であると思いますので、ぜひ行って観たい』
  • ◇『自分の目でも見てみたいし、写真も撮りたいと思いました。旅でも計画しようかな』
  • ◇『今年の秋には金沢経由北陸方面の旅行を計画していますが、一般の観光名所以外に金沢駅舎見物が楽しみに加わりました』

重厚で威厳たっぷりの金沢駅ですが、来年3月14日には北陸新幹線の金沢駅舎もオープン。「もてなしドーム」と呼応した、ゆるやかな曲線を描いた屋根と、伝統工芸の金沢漆器をイメージさせる黒色の外壁が備わります。こちらも今から楽しみですね!

  • ◇『まるで工芸作品のように見える』
  • ◇『金沢駅に一票です。鳥居のような木造の作りに、とても興味を持ちました。ぜひ、一度行ってみたいと思います』
  • ◇『勤続30周年を記念して、北陸を旅行しました。そのとき金沢にも立ち寄り「鼓門」を見たとき、日本の建築技術の素晴らしさを見ました。もう一度行ってゆっくりと見てみたいものです』

「鼓門」は、実際に目の当たりにすると、その巨大さに驚かれるはず!駅舎と鼓門の間にバス発着所があるので、駅を降りてそのままバスで兼六園や近江市場に向かうと見逃してしまう可能性もありますから、まず駅を降りたら「鼓門」を眺めにいきましょう!

  • ◇『金沢には観光で二度訪れましたが、東京から長野までは新幹線、長野からはバス利用のツアーなので金沢駅は見たことがありません。来年金沢まで開通したなら改めて訪問したいです』
  • ◇『門柱の構造が今までに無い形状で非常に印象的です。又、北陸新幹線の開業後は便利になるので、是非訪ねてみようと思っております』
金沢駅

今から待ち遠しい新幹線開業ですが、今年の10月、興味深いイベントが開催されます。それは、「鼓門」のプロジェクションマッピング。10月11日(土)、12日(日)の2日間、18時半から21時まで行われます。金沢工業大学の学生達による映像作品が次々と「鼓門」に投影され、幻想的な空間が創り出される予定です。映像とのコラボレーション、実に楽しみです!

個性的な魅力がキラリと光る、門司港駅と金沢駅。ぜひ駅舎も観光名所のひとつとして数え、ゆっくりと眺めてみてくださいね。

金沢駅 鼓門・もてなしドーム(金沢市観光協会)