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駅すぱ・どっち方面

【注目の列車】対決は「臨時寝台特急『あけぼの』」に軍配!

臨時寝台特急『あけぼの』
「駅すぱあとアンテナ」8月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「注目の列車」対決。本邦初のリゾート新幹線「とれいゆ つばさ」に競り勝ったのは「臨時寝台特急『あけぼの』」でした。さっそく“あけぼの”派に一票を投じた皆さんから寄せられたコメントをご覧いただきましょう。
  • ◇『速さよりゆっくり。夜汽車の線路の響きが妙に郷愁を誘うのです』
  • ◇『ブルートレイン。良い響きです。早く目的地に移動するだけでなく、ゆっくりな旅を楽しみたいね!』
  • ◇『時間に追われる毎日の中で、プライベートで乗るならやはり、「あけぼの」ですね。もちろん、仕事で会議となると新幹線ですが・・・。あけぼのに乗ったら、時計を外して、時間に追われない一夜を過ごしたいですね』
  • ◇『ゆっくり、ゆったり、食堂車で食事などして夕焼けや、朝日などを味わいながらの旅が懐かしい』

「こんなにたくさんブルートレインファンがいたとは!」と思わせる、皆様からのコメントがなんと多かったことか…。「あけぼの」に乗ったことがある方もたくさんいらっしゃいました。

  • ◇『昔、高校の修学旅行で利用したのを皮切りに、その後出張等で北海道に渡るときも、飛行機は一切使わず、東北本線、青函連絡船などを乗り継いで行きました。旅は上野駅から始まり、上野駅で終わる、という長閑な時代でした』
  • ◇『若いころ秋田駒ケ岳に登るため何度も利用しました』
  • ◇『現役時代、数多の出張で利用した艱難辛苦の様々な思い出が、昨日の出来事のように、懐かしくよみがえってきます』
  • ◇『寝台特急「あけぼの」は、高校時代の修学旅行や大学受験などの状況時に利用した。当時、寝台は3段あり、今考えると北海道旭川まで23時間25分掛かり、良い思い出です』
  • ◇『学生時代、札幌~東京を汚い二等夜行列車に乗って帰省していた時代を思い出し、一度は乗ってみたい気持ちになり、今度上京時には是非乗ってみることにします。そんなわけで(臨時寝台特急「あけぼの」)に一票を投じます』
  • ◇『あけぼのの「ゴロンとシート」はよかった。秋田方面出張時は必ず使ってましたね…』

寝台料金がかからない「ゴロンとシート」をはじめ、今の世の中と比べると、決して快適ではないんですよね。でも、それも良い思い出と捉える方が多くいらっしゃいました。

  • ◇『復活万歳!JR西日本も頑張って復活運転を!!』
  • ◇『寝台急行「銀河」の復活を望みます。20系のB寝台が青春でした』
  • ◇『ブルートレインを選びました。20系ならば、さらに乗りたくなります。夜行列車では、北九州と長崎・佐世保を結んでいた夜行普通列車「ながさき」号も復活してほしい。それも木の座席,白熱電灯の車内灯を用いた古い客車を用いた列車編成ならば最高です』
  • ◇『車両が老朽化しており、いつまで走行できるか分からない為、早目に乗車したい。出来れば、個室も連結して欲しい!』

先日、北海道と青森、岩手の各担当者が国交省とJR東日本を訪れ、北海道新幹線が開業する2016年春以降も、上野~札幌間の寝台特急を存続させるよう申し入れが行われました。また、近年は全国各地でリゾート列車が登場して“列車の旅”が一定の人気を博していますが、その流れに乗るようにして、臨時でもいいから寝台特急を運行してほしいですよね。


次は、「とれいゆ つばさ」に一票を投じた方からのコメントをご紹介しましょう。

  • ◇『鉄っちゃんとしては悩ましいところ。でもやっぱり新しい乗り物かなあ』
  • ◇『年齢等一般的に考えると、のんびり女房と一緒にこれまでを振り返りながら、臨時寝台特急「あけぼの」なのでしょうけど、使い慣れた新幹線の高級感も味わいたいので、つばさです。まだ気持ちを若く持ちたい願望志向かな?』
  • ◇『新婚旅行やビジネスで寝台特急を利用した年代(82歳)で、郷愁はありますが、時代の流れには逆らえず、スピード感が魅力です』
  • ◇『新幹線の中で足湯を楽しむという稀有な体験をぜひしてみたい!』
  • ◇『寝台は「銀河」で20系・14系・24系と体験しましたし、トワイライトとサンライズも乗車済。ここは「車内の足湯」という珍体験を楽しみたいと思います』

「新しいモノやコトを経験してみたい!」という方からのコメントが多く寄せられました。なにせ、新幹線の中に足湯ですからね。貴重な経験になることは間違いなさそうです。

  • ◇『鉄子ではありませんが、きれいなラインで惚れ惚れします。是非のってみたい!』
  • ◇『車内の作り込みがすばらしい。機会があれば是非とも乗車してみたい気分にさせられました。足湯でリラックスした後は座敷席で日本酒など飲みながら夫婦でジパングできれば最高です』
  • ◇『寝台車で風邪をひいたことがあるので!新幹線のほうが良い。デザインと色もさわやかモード』

車両のデザインがいい!外観の色合いがキレイ!という方も多かったですね。手掛けたのは、山形出身で日本を代表する工業デザイナーの奥山清行氏。2015年秋から導入を予定され、山手線で営業を開始する新型通勤電車「E235系」をはじめ、釜石線を運行するジョイフルトレイン「SL銀河」なども手掛けています。

  • ◇『ひ孫が電車に興味あり、まだ乗った事が無いのでひ孫と乗ってみたい』
  • ◇『山形市に妹夫婦が住んでいるので、いつか訪問した際に乗車してみたいです。足湯、楽しみです!!』
  • ◇『最新の新幹線で『北』へ。きてけろくんがお出迎え。DC(デスティネーションキャンペーン)中の山形県、つや姫食べて大満足。お酒は、美味しい出羽桜』
とれいゆ つばさ

首都圏にお住いの方にとっては、東京から山形まで直接乗り入れてくれると便利なのですが、JR東日本は「いまのところは考えていない」とのこと。確かに、福島~新庄間という限られた距離・時間だからこそ、飽きずにリゾート感覚で楽しめるのかもしれませんね。

また、9月13日(土)まで、JRグループや各自治体による「山形デスティネーションキャンペーン」を実施中。この期間が過ぎたとしても、これから紅葉が美しくなるにつれて、山形も輝きを増していきます。ぜひ「とれいゆ つばさ」で訪れる旅、検討してみてくださいね!

とれいゆ つばさ(JR東日本仙台支社)