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駅すぱ・どっち方面

【海の漁】対決は「地引網体験」に軍配!

地引網体験
「駅すぱあとアンテナ」9月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、海の漁にまつわる観光レジャーの対決。「地引網体験」と「海女漁見学」の対決となりましたが、結果は「地引網体験」に軍配が上がりました。さっそく、「地引網体験」を選んだ皆さんから寄せられたコメントをご紹介しましょう。
  • ◇『どちらも興味津々ですが、やはり自分でも参加できる地引網がいいかな・・。おみやげももらえそうですし』
  • ◇『見るだけよりも自分で引いてみたい』
  • ◇『自分は山育ちなので、海で地引網を引いてみたいです。でも海女漁も見てみたいですね。難しい究極の選択でした』
  • ◇『地引網体験でしょう!!小学生のころ父親と北海道の増毛の浜で地引網をした記憶があります。色々な魚が網の中にいて興奮した思い出があります』
  • ◇『体を動かす機会が少ないので、皆と一緒に力を合わせて網を思いっきり引いてみたい』
  • ◇『小さい頃やりました。魚は少なかったけれど、はねている魚が印象的で今でも覚えています。もう1度くらいは、今度は孫とやりたいものですね』

今回、地引網に軍配が上がったのは、やはり“見学より体験”という方が多かったためですね。自分で参加する喜びを皆さん求めていらっしゃるようでした。

  • ◇『何回か経験したが大漁の時の醍醐味は格別でした』
  • ◇『網に何がかかっているか、上げるまでの期待感がたまらない』
  • ◇『みんなで力を合わせて網を引く、どんな魚が入っているか楽しみです。昔、九十九里浜で体験したことが懐かしいです』

今回、実際に体験したことのある方がたくさんいらっしゃいました。皆さん口を揃えて言うのは、「網を上げるときのドキドキ感」。相手は自然ですので、大漁の時もあればクラゲばかりの時もあるでしょうし、珍しい魚が獲れる時もある…そんなクジ引きに似た感覚が味わえるのも地引網体験の醍醐味ですね。

  • ◇『地引網でとった魚をその場で食べるのが最高』
  • ◇『子供の頃、毎年町内の子供会で地引網体験旅行がありました。その頃に戻って地引網でとれた魚でバーベキューをしたいですね』
  • ◇『以前やったことがありますが、大人も子供も楽しめるので良いと思う。また、取れた魚は民宿で料理してくれました』

その場でバーベキューやお刺身にしたり、旅館で夕食として出されたり、持ち帰ることができたりと、体験スポットによって異なるようですが、自分で獲った魚を食べるのは格別でしょうね。釣りのような技術もいらないため、お子さんも楽しく参加できる点も見逃せません。

ちなみに、地引網体験は通年できるところもありますが、春から始まって10月ないし11月くらいまでできるところが一般的なようです。海水浴シーズンは行っていないところもあるため、暑さも和らいだ今の時期が最適かもしれません!なお、首都圏からアクセスしやすいスポットですと、神奈川や千葉がおすすめ。中でも南房総の岩井海岸では宿泊込みで地引網やバーベキューを体験することができます。民宿組合が取り仕切っているため、団体旅行でなくても参加できるところが嬉しいですね。

・地引き網体験と海鮮バーベキュー2013(南房総市観光協会 岩井支部)



次は、「海女漁見学」に一票を投じた皆さんのコメントをご覧いただきましょう。

  • ◇『やっぱり今年は「あまちゃん」でしょう。伝統の技に「じぇじぇじぇ」!』
  • ◇『毎日「あまちゃん」を見て興味がわいています』
  • ◇『アキちゃんが見たい!』
  • ◇『年だから地引網は疲れちゃいます。見学だけなら疲れない』
  • ◇『若くてきれいな海女さんが優雅にもぐる姿、お年寄りの海女さんが元気に潜る姿を目の前で眺めてみたい。また、とりたてのウニやアワビなど食べてみたい。想像するだけでも気持ちが明るくなりますね』
  • ◇『「海女」と言っても、そのスタイルは白装束やピチッとした短パン、ふんどしなど、地域によりさまざまです。なぜ、そのスタイルになったのか、各地を訪れて調べてみるのも意義深いと思います』

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が放映されてなかったら、ここまで票は集まらなかったかもしれません。いただいたコメントのうち、およそ7割くらいが「あまちゃん」にちなんだコメントでした。主人公の“海女のアキちゃん”が見たいというご意見はごもっともですが、ちょっと厳しそうです(笑)。

  • ◇『英虞湾の海女の活動を観たい』
  • ◇『泳げないので見学なら大丈夫かなと思って…伊勢志摩で海女の真珠とりを見学して、帰りに真珠を買いたいです。なんて先まで読みすぎ!?』
  • ◇『40年以上前のことですが、高校生の時に志摩半島の和具というところで海女さんがアワビを捕っているのを見たことを思い出し、もう一度見たいとおもいました』
  • ◇『大昔(もう50年近く)子供の時に、城崎の日和山海岸でみたことがありますが、いまの「あまちゃんブーム」により、もう一度見てみたいです』
  • ◇『英虞湾の海女の実演は見たことあるが、北限の海女漁をぜひ見てみたい』

「あまちゃん」のロケ地として一躍注目を浴びるようになった、岩手県小袖地区の“北限の海女”。今年はウニの資源確保のため見学後の試食がないのは残念ですが、9月末まで土日祝日に限って素潜りの実演を行っています。

海女漁見学

また、三重県鳥羽市のミキモト真珠島には、かつての養殖真珠に携わっていた海女の皆さんの実演をみることができます。白い磯着の海女さんの技を堪能してください。また、海女の文化を肌で感じつつ、美味しい魚介類を味わいたいのなら、志摩市の「海女小屋」体験がおすすめ。時期によって、伊勢海老やアワビに舌鼓を打てますよ!

夏に海へ行かれる方は多いと思いますが、地引網や海女漁見学を通じて、秋の海を満喫してみてはいかがですか?

・北限の海女(久慈市観光物産協会)

・ミキモト真珠島 海女

・伊勢志摩 海女小屋体験(志摩市観光協会)