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駅すぱ・どっち方面

【20周年ランドマーク対決】は「瀬戸大橋」に軍配!

瀬戸大橋

「駅すぱあとアンテナ」で皆さんに「二択」していただくコーナー「駅すぱ・どっち方面」。
今回の「20周年ランドマーク対決・電車で通ってみたいのはどっち?」対決は、「瀬戸大橋」に軍配が上がりました!

「電車から景色を見たいならどっち?」というお題でしたら、ほぼ皆さん「瀬戸大橋」を選ぶはず。しかし今回は「通ってみたい」とし、景色以外の要素もイメージしていただいたためか、「瀬戸大橋」を選んだ方が406人、「青函トンネル」が338人。正直、もっと差がつくかな・・・と思っていたのですが、青函トンネルが思いのほか善戦した気がします。

「瀬戸大橋」派でもっとも多かったのが『雄大な景色が素晴らしい』というご意見。

『トラスの鉄骨越しながらも変化のある展望が楽しめる』
『地底にもぐる感じもいいですが、それ以上に空へ羽ばたく感じが好きです。夜に走ると銀河鉄道の雰囲気が味わえます』
『「サンライズ瀬戸」で、早朝に瀬戸大橋を渡ったときの感動が忘れられません。朝もやに島々が浮かんでいるように見えてとても幻想的でした』
『特にトロッコ列車からの眺めがお勧めです』

などのコメントをいただきました。

青函トンネル

一方、「青函トンネル」派で多かったのが『海底駅がどんな感じなのか見てみたいから』というご意見でした。

また、

『津軽海峡線は客車のつなぎ目に乗ると「やかましい」ほどの音で参ってしまいますが、北海道へいくぞ!という感覚がたまらないです』
『何もないけど北海道に入る前の盛り上がりがある』

など、トンネルを抜ければ北海道!という期待感に一票を投じてくれた方や、

『トンネルに入ると急に静かになるあの快感、寝台車で通過してこその楽しみです』
『仕事の場合、いつも飛行機を利用していますが、たまにはゆっくりと列車の旅もいいですね。特にカシオペアには是非一度乗ってみたいと思っています』
『トワイライトエキスプレスで青函トンネルを通ってみたいです』

といった、寝台列車に思いを馳せたご意見も多くありました。

さてここで、お得な切符をいくつかご紹介しましょう。

「瀬戸大橋」では今年になって開通20周年記念イベントが各地で行なわれています。JR四国の瀬戸大橋開通20周年企画サイトでは、さまざまな記念イベントが目白押し。四国内の全鉄道線の普通列車・普通車自由席が乗り放題となる 「四国鉄道まるごとパス(発売期間:4月1日~6月20日)」、瀬戸大橋周辺の観光施設や交通機関をセットした便利でおトクなきっぷ 「瀬戸大橋ぐるりんパス(発売期間:4月1日~7月15日)」 などを活用して、20年目を迎えた瀬戸大橋を渡る旅はいかがでしょう。

「青函トンネル」は、やっぱり海底駅の見学!函館駅~竜飛海底駅間の往復特急自由席と青函トンネル記念館の入館料がセットになった 「竜飛海底駅見学きっぷ」 を利用しましょう。竜飛海底駅からケーブルカーで地上に出れば、石川さゆりさんのヒット曲「津軽海峡・冬景色」にも登場する竜飛(たっぴ)岬。青函トンネル記念館もここにあります。

また、北海道新幹線の路線計画も進んでおり、開通した暁には、現状の寝台特急のうち廃止になる列車も出てくるかもしれません。機会があれば、今のうちに 「寝台特急で青函トンネルを往く」 旅行体験をしておきたいところですよね。

瀬戸大橋と青函トンネル。20年の歳月と、建設に関わった人々の苦労と努力、感動を思い描きながら、ぜひとも訪れてみてください。