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駅すぱ・どっち方面

【ニッポンの絶景】対決は「竹田城跡」に軍配!

竹田城跡

「駅すぱあとアンテナ」6月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、ニッポンの絶景対決。山頂に広がる「竹田城跡(兵庫県)」と、独特の弧を描いた棚田「あらぎ島(和歌山県)」の対決となりましたが、結果は竹田城跡に軍配が上がりました。さっそく、「竹田城跡」派の皆さんから寄せられたコメントをご紹介しましょう。

  • ◇『正直言って、存在自体を知りませんでした。是非行ってみたいです』
  • ◇『先日JR西日本の列車に乗っていて、竹田城跡の宣伝を見て行ってみたいと思った』
  • ◇『映画「あなたへ」の中で登場。日本にこんな所が!と感動し、家に帰り場所を調べました。一度行ってみたい場所。まさに日本のマチュピチュ』
  • ◇『日本の城に興味があります。パソコンで日本の城を研究していますのでやっぱり竹田城跡に行ってみたいです』
  • ◇『竹田城跡、最近色んなメディアで見かけます。本当に美しいんですってね。行った事がないので是非一度行ってみたいです』

「行ってみたい」という声が続々と寄せられました!高倉健さん主演の映画『あなたへ』のロケ地になってから、随分とメディアにも登場するようになりましたね。現在は情報化社会と言われていますが、まだまだ未知の絶景が日本のどこかにあるかもしれません!

  • ◇『本当に、日本国内にこの様な遺跡が存在するのだろうか、行ってみたいと思いませんか?往時を偲び、夢が限りなく広がります。四季の何れが一番良いのだろうか、竹田城跡…絶景への期待が高まります』
  • ◇『雲海が広がる季節に訪れてみたいところです。幻想的なんでしょうねぇ☆』

秋から冬にかけて、よく晴れた日の早朝に朝霧が生じることがあります。その時こそまさに"雲海に浮かぶ天空の城"の風情が極まりそうですね。また、山頂には桜の木があるので、春もおすすめ。夏は色鮮やかな緑に覆われ、南米ペルーの「マチュピチュ」のような風景が広がります。

  • ◇『幻想的な霧を眼下にして、古の人々の生活の現実や知恵を想像してみたい』
  • ◇『昔のつわものが、どのように考えていたのか想像すると面白いのではないかと思う』
  • ◇『お山の上に石垣が残されており城の建物が一切無いのがロマンを掻き立てます。昔の武将は鎧兜を着けたままここまで上ったのかと思うと頭が下がります』

15世紀半ば、但馬の守護大名・山名宗全が基礎を築いたとされる竹田城は、1580年に信長公の命を受けた秀吉の但馬征伐によって落城しました。山の標高は353.7メートルで、敷地の規模は南北400メートル、東西100メートル。全国でも名だたる山城遺構です。

  • ◇『竹田城跡へ行ったことがあります。JRで城跡の真下の駅で降り、見上げるような山道をひたすらに歩いて登りました。山上からの眺めは言葉では表現できないくらいの素晴らしさ。日本の高所の城跡はほぼ登りましたが竹田城跡が一番だと思いました』
  • ◇『最寄り駅を含む播但線は何度も乗っているのに、下車・訪問は一度もしていません。ぜひ訪れたいと思っています』
  • ◇『特急「はまかぜ」まで臨時停車させてしまうほどの人気ぶり。竹田城跡に是非とも行ってみたいです!』

7月20日から9月までの土・日・祝日限定で、特急「はまかぜ3号」がJR播但線の竹田駅に臨時停車することが決まりました。大阪駅からですと、所要時間は約2時間。「はまかぜ1・4・6号」は、すでに土・日・祝日限定で臨時停車をスタートさせています。竹田城跡は、ますます注目を浴びる存在になりそうですね。

・全国一の山城遺跡 竹田城跡(朝来市)



次は、「あらぎ島」を見てみたいと感じた方からのコメントです。

  • ◇『黄金に輝く大河を彷彿とさせます』
  • ◇『同じ緑でも濃淡があり、飽きませんね』
  • ◇『棚田は色々な場所にありますが、弧を描く棚田があるとははじめて知りました。「あらぎ島」、調べてみます』
  • ◇『日本の原風景は、やはり田んぼだと思います。都会で生まれ、育った私ですが初めて千枚田を見たとき沸いてきた、何ともいえぬ感情は日本人としての本能ではないかと思います』

土色にはじまり、鮮やかなグリーンから、濃い緑へ。秋は黄金色に染まり、冬は白い雪が覆う「あらぎ島」。季節によって表情を変えるため、何度も足を運ぶ写真愛好家も少なくありません。やっぱり、眺めていると落ち着きますよね。ここに「あらぎ島」があることを知らずに、ふと訪れてこんな風景に出会ったら、さぞビックリするでしょうね。

  • ◇『棚田を観ているとゆったりした時が流れ、気持ちが大らかになります。また、大地の強い恵みが湧き出るように思います』
  • ◇『自然が作り出す芸術と、それにマッチするように人手が入れられた田んぼとの微妙なバランスには目を見張るものがある』
  • ◇『半世紀以上になります。疎開でお世話になった父の実家のあった田舎町です。もう一度行ってみたいなぁ』
  • ◇『棚田は自然の風景で幾何学模様を創り出しています。若い頃、能登半島曽々木海岸近くの千枚田を訪れてから棚田に憧れています』

まさに棚田は、日本人の心のふるさと。実は「あらぎ島」では、稲作体験ができることをご存じですか?4月の苗作りに始まり、5月は田植え、6月はかかし作り、9月は稲刈り、10月はもみすりや精米、12月には餅つきと注連縄づくりが体験できます。興味のある方は、有田川町観光協会までお問い合わせください。

あらぎ島

ちなみに、「近くに有田川鉄道公園もあるよ!」というコメントもいただきました。かつて地域の足となっていた有田鉄道にちなんだ鉄道公園で、往年の車両が動態保存されています。棚田とノスタルジックな鉄道の姿を眺める旅、なかなかオツですよね!

一生に一度は眺めてみたいニッポンの絶景、ぜひいろいろと巡ってみてはいかがですか?

・あらぎ島(有田川町観光協会)

・有田川町鉄道交流館(Facebookページ)