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駅すぱ・どっち方面

【体験イベント】対決は「ガラス工芸体験」に軍配!

色をつけて、膨らます「ガラス工芸体験」

「駅すぱあとアンテナ」9月号の「駅すぱ・どっち方面」コーナーは、「体験イベント」対決。ガラス工芸体験と陶芸体験の対決となりましたが、結果は僅差で 「ガラス工芸体験」に軍配が上がりました。さっそく「ガラス工芸体験」に一票を投じた皆さんのコメントからご紹介してみましょう。

  • ◇『涼しくなったら・・・』
  • ◇『色の粉を付けて膨らませると「あら、不思議!」。結果は出来てからのお楽しみですが、「自分も芸術家?」と思わず思ってしまうほど』
  • ◇『どちらもまだやったことはないのですが、陶芸のほうが自分の絵心とか形を創り出す能力が試されるようで怖い。ガラス工芸も難しそうだが、色合いや形は出来上がりを想像しながらやれそう』
  • ◇『土いじりは比較的個人でもできますが、ガラスはそれなりの設備がないとできませんから、旅先の楽しみの1つです』

「陶芸ならやったことあるけど、ガラス工芸は未経験」という方がたくさんいらっしゃいました。細長い筒をプーッと吹いて膨らます“吹きガラス”は、確かに暑い!でも、それを凌ぐ“楽しさ”があるんですよね。

  • ◇『自分で作ったグラスでビールを飲んでみたい』
  • ◇『コップや風鈴を作ってみたいです』
  • ◇『イタリアのムラノで見たことがある。自分だけの花瓶でも作ってみたい』
  • ◇『世界に一個しかない水割り用のマイグラスを作ってみたい』

作る工程はもちろん、出来上がった器をどのようにして使うか、想像するのも醍醐味のひとつ。グラスや花器など、実にさまざまなモノを作ることができます。 また、体験工房によっては、シールに絵を描いてグラスに貼り、砂を吹き付けて曇りガラス状の模様を作る「サンドブラスト」体験ができるところもありますよ。

  • ◇『若い頃、写真の仕事で東京都江戸川区にある「篠原風鈴」という風鈴のガラス細工を作ってる工房を尋ね、二日かけて取材した事がありました。素朴で気風 の良い職人主人の見事な技に魅了され、それ以来一度自分でも熱したガラスを吹いて何かを作る体験をしてみたいものと思ったまま今日に至りました』
  • ◇『どちらも体験したいですが、先月に長浜市の黒壁ガラス館で見た素敵なロックグラスが気に入って購入しました。最近は日本各地のガラス工芸で有名な街に行って、グラスを集めて思い出作りをしたいと思っています』

ガラス工芸が体験できるスポットは全国各地にありますが、とりわけ多いのは伊豆。箱根強羅公園内にある「クラフトハウス」では陶芸も楽しめますし、西伊豆に位置する「黄金崎クリスタルパーク」では吹きガラスこそありませんが、サンドブラストやステンドグラスなど4種類のガラス工芸を楽しめます。作ったモノを部屋に飾っておけば、楽しい旅の思い出がきっとよみがえるはずです!
クラフトハウス(箱根強羅公園)
黄金崎クリスタルパーク
あとは沖縄もオススメです。県内各地にガラス工芸が体験できる工房がありますが、沖縄県内最大のガラス工場「琉球ガラス村」では、なかなか他では体験できない「型吹き」や、飲み口の仕上げ作業などにトライすることもできますよ。
琉球ガラス村
それでは次に「陶芸」を選んだ皆さんのコメントも紹介しましょう。

  • ◇『陶芸は体験済ですが、とんだ代物と化してしまったので…』

リベンジしたい!ということですね。がんばってください!

  • ◇『「その時の気持ちがでる」という事で、断然ろくろです!!』
  • ◇『粘土をこねあげるときの指先の感触、作品から伝わる温かみ等、陶芸の右にでるものはないと思っています』
  • ◇『昔から陶芸に興味があった。だいたい古代文明の出土品の土偶やツボ、土器に興味がある。ガラスも美しいが、1回形が出来たらもうやり直せなそうなのに対し、陶芸は自分の納得がいくまで何度でも挑戦できるし、手を使ってどろどろにしてやるのが楽しそう』
  • ◇『土いじりは小さい子供も大好きですが、年をとってもこの気持ちは変わりません。人の本能だと私は思います』
  • ◇『自分で作ったどんぶりで炊きたての飯、食べてみたいな』

土の感触がよいという意見がたくさん寄せられました。また、何度でも挑戦できる点や、精神統一が図れる点などを挙げる方も多かったですね。誰もが職人のような気持ちになれそうです。

  • ◇『悩みます。ずーっとやってみたいのに未だ実行できていないふたつです。子供の頃に見たロクロを回すシーンは衝撃でした。実になめらかで美しく、素晴らしく気持ちよさそうで、やってみたくてたまりませんでした。ガラス工芸は、琉球ガラスなどポッテリとした温かみのある質感やフォルムとなんともいえないやさしい色合にとにかく惹かれます。好きなのです。自分で造れたら素敵。駅すぱどっち方面?の二択を考えると自分が何に興味があるのか好きなのかがよくわかりますね。楽しい。これからもいろんな二択を待っています』

土に触れ、ろくろを回す「陶芸体験」双方の体験とも、趣きの異なる美しさが味わえそうですよね。また、"どっち方面?"の二択もご評価いただき、ありがとうございます!毎回、皆さんの興味をひきつつ、どちらかが圧勝しないような"いい勝負"になるよう心がけています。これからもよろしくお願いします!

  • ◇『岡山在住。備前焼で有名。老後はこれで』

ご年配の方で、陶芸を趣味にされる方も増えていますね。しかも備前焼のお膝元にお住まいは、うらやましい!陶磁器で有名な街で陶芸体験をするのは、なんともオツですよね。以下、これからの季節に開催される陶器市と、その町の体験工房をピックアップしてみました。陶器市に出かけつつ、陶芸体験を楽しんでみてはいかがでしょう。
信楽陶器まつり2011/10月8日(土)~10日(月・祝)
信楽陶苑 たぬき村
たじみ茶碗まつり(美濃焼)/10月9日(日)・10日(月・祝)
安土桃山陶磁の里 ヴォイス工房
備前焼まつり/10月15日(土)・16日(日)
※備前焼まつりの期間中は、まつり会場のひとつ、伝統産業会館3階で「ろくろチャレンジ」実施中。