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駅すぱ・どっち方面

【ご当地グルメ】対決は「浜名湖のうなぎ」に軍配!

浜名湖のうなぎ

「駅すぱあとアンテナ」6月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「ご当地グルメ」対決。「浜名湖のうなぎ」と「深川のどじょう」の対決となりましたが、結果は「うなぎ」の圧勝!さっそく、"うなぎ派"の皆さんのコメントからご紹介してみましょう。

  • ◇『学生時代に東京から四国・愛媛に帰省するとき、新幹線の車内販売での「いかかですか~~」の声、富士山をバックに食べる「浜名湖のうなぎ」は最高でした。今でも、口に入れてとろけるあの食感が思い出されます』
  • ◇『関東と関西で調理方法が異なりますが、関東の蒸すことによるふんわり感、それに対して関西風の香ばしさとどちらも好きです。各地で食べる機会がありましたが、関東・関西の境と思われる豊川で食べた関西風のものが何とも言えない美味さでした。ごちそうさまです。』
  • ◇『どじょうも良いのですが、今年の夏は節電の影響で体力を消耗しそうなので、うなぎで元気を付けたいと思いました』

関東風に関西風、さらには名古屋の「ひつまぶし」と、調理法は違えど全国区の人気を誇っていることがわかりました。それと、今夏の節電による夏バテ対策の一環として捉えている方も複数いらっしゃいました。やっぱりスタミナがつきますよね!

  • ◇『私が小さい頃はどじょうやザリガニを捕って食べた事が有ります。うなぎの蒲焼きは高くて食べられませんでした。浜名湖のうなぎが食べたいです。ちなみに私は、団塊の世代です。終戦後の貧しい時代生まれです』
  • ◇『今から約50年前、東京地下鉄銀座線虎ノ門駅付近にあったウナギ屋「浜名湖」に社会人ほやほやの頃、初めてドキドキしながら一人で入って食べたうな丼が美味しかった。今ではその店はずいぶん前から無くなっているが』
  • ◇『どじょうは小学生の時、校庭に消防車で水をまいてドジョウを放して獲った、ドジョウ掴みのときの印象があり、なんとなく食べたいとは思いません。やっぱ、ウナギでしょう』

うーむ、やっぱりうなぎは昔から高級品だったのですね。また、ご年配の方の中には「どじょうは掴んで遊ぶモノ!」という方も複数いらっしゃいました。校庭に水を撒いてのドジョウ掴み、一度やってみたい!

  • ◇『うなぎが大好物です。青春18きっぷで東海道線を通る際は、浜松下車でうなぎを昼食に取るスケジュールを組みます』
  • ◇『新幹線の車窓から見える浜名湖周辺の景色ごと美味しいのです』
  • ◇『昔、舘山寺温泉に行った時に食べた、浜名湖「うなぎ」の焼き立て「蒲焼き」の味が忘れられません。今月のお題を見て、もう一度ご当地に行きたくなりました』
  • ◇『ウナギといえば浜名湖、時々細江町の「清水家」に出かけます』
  • ◇『兵庫県に住んでいますが、20年ほど前に食べた浜名湖のウナギが食べたくなり、旅行雑誌を片手に嫁と二人で浜松駅の北側にあるうなぎ店にうな重を食べに車で出かけたことがあります。テレビなどでは四万十や鹿児島の天然物が評価されており、私自身も天然物が良いと認識していましたが、浜松の店では浜名湖の養殖うなぎに拘り絶対的な自信を持って紹介していたのが印象的でした。好みの問題でしょうが私自身は天然の身が締まったうなぎより浜名湖の肉厚で身の柔らかいうなぎの方が好きです。また、行きたくなりました』

今回寄せられたコメントで印象的だったのは、「現地で食べた人」のほとんどが高い評価をしていたこと。「大したことなさそうな湖畔のお店で食べたのが、メチャクチャ旨かったです」「浜松駅で食べたうなぎが美味しかった」と、どのお店もご当地のブランドイメージを守るべく、クオリティの高い「うなぎ」を出していることがわかります。うなぎの駅弁もたくさん販売されていて、どれも美味しいのですが、あえてひとつオススメするなら創業150年の老舗「自笑亭」さんの「濱松うなぎ飯」。香ばしさ、ふんわり感、ボリューム、すべてが納得のクオリティ!うなぎの「肝」の佃煮も入ってます。
さて、それでは「どじょう」を選んだ皆さんのコメントもいくつかご紹介しましょう。

  • ◇『浅草が大好きです。駒形の「どぜう」は、もう何年も食べていません。食べたいです』
  • ◇『どじょうはウナギに比べなじみがないが、食べたら最高!日本酒とどじょうはたまらない!』
  • ◇『生来、うなぎが全くダメ。でもドジョウは大丈夫なのです。みんなから不思議がられていますが、本人も理由は分かりません!』
  • ◇『私は、東京江東区深川で生まれ育ちましたので、どじょうといえば、江東区高橋(たかばし)/半蔵門線・大江戸線清澄白河駅下車、徒歩約10分のところに老舗の「伊せ喜」があります。結構いい値段はしますが、味は最高です。通の人はどじょうのマルを注文しますが、私は昔から開きしか食べませんでした。冬のどじょう鍋はお勧めです』

深川のどじょう根強いどじょうファンの方もいらっしゃるようです。老舗として知られる「伊せ喜」さんは、現在店舗建て替えのためお休み中ですが、浅草の「駒形どぜう」さんは今夏も絶賛営業中。そうそう、いただいたコメントでもありました「どじょうのマル」は、どじょうを丸ごと煮込んだ鍋のこと。卵でとじた柳川鍋よりも、こちらの「まる鍋」のほうが本来の「江戸っ子の味」といえます。関西で「まる鍋」といえばスッポン鍋ですが、東京・下町ではどじょう鍋なんですね。ぜひ一度、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
うなぎもどじょうも、地域によって呼び名や調理法、その味が異なる面白みがあります。ぜひとも旅先で、ご当地の味をお楽しみください。