【どっち方面?】 駅や列車での暖の取り方対決はダルマストーブに軍配!
「駅すぱあとアンテナ」で皆さんに「二択」していただくコーナー「駅すぱ・どっち方面」。今回は「駅や列車での暖の取り方。ダルマストーブと足湯、どっちで暖まりたい?」というお題でした。足湯も健闘しましたが、結果はダルマストーブの勝利となりました!
ダルマストーブ派のコメントで多かったのが「懐かしい」というご意見。実際に子どもの頃、学校で使用していたという方もいらっしゃいました。また、実物を見たことがないという方も「このレトロな感覚は心まで温めてくれそうです。更に薪を投入する姿を想像すると、ほのぼの感倍増です」とコメント。まさにおっしゃるとおりです!
また、電車を利用する状況を考えてダルマストーブを選んだ方も多かったです。
「ストッキングはいてると、足湯できないです」
「足湯も暖まりますが、移動に困ります」
などなど。確かに昨今は昔に比べダイヤが過密になっていますから、のんびりしていると列車がホームに滑り込んできてあたふたしてしまうこともありそうですね。逆に、のんびり、じっくり楽しむことを前提とした
「足元からじっくりと温まり、ポカポカが長続きする足湯が大好きです」
「靴下まで脱いでしまって"そこに留まる"感覚を楽しみたいから。このぐらい余裕を持って、列車を待ちたい」
といった足湯派のご意見もありました。
ではここで、ダルマストーブと足湯が楽しめる駅情報、ご紹介しましょう。まずはダルマストーブ。こちらは北国の駅で今でも使用されているところがあるとのことですが、確実に味わえるのは、ダルマストーブを「売り」にしている列車です。
まずは今月の特集で少しご紹介した津軽鉄道のストーブ列車。いただいたコメントの中にも
「すいている平日に乗ると最高ですよ」
「かつて五所川原に勤務していましたが、冬になると津軽鉄道のストーブ列車に乗ることが楽しみでした。ただ列車に乗ることだけが目的で、津軽中里駅で灰のかき出しを手伝ったことが思い浮かびます」
と、自らの体験を綴ってくれたものがありました。灰のかき出しの手伝いは、ちょっと他では味わえない経験ですね。
他には、JR北海道の期間限定イベント列車「SL冬の湿原号」 。釧網線(せんもうせん)の釧路駅~標茶(しべちゃ)駅間を走るSLです。運がよければ車窓からタンチョウヅルやシカなどを見ることができる冬の大自然の中を、煙を上げ、汽笛を響かせて走るSL。これだけでも乗ってみる価値アリの列車ですが、客車に設置されたダルマストーブも楽しみのひとつ。車内販売のスルメを買って、ストーブの上で焼いて食べることができます。今回いただいたコメントの中にも
「昔、教室でアルミ製の弁当箱を温めていた」
「ダルマストーブの上でつまみを焼きながら1杯引っかけたいです」
といった意見がありました。暖が取れるとともに、ちょっとした「調理器具」にもなってしまうのがダルマストーブの凄いところです!
「京福・嵐山駅構内や東武・鬼怒川温泉駅前の足湯が気持ちよかったです」
「以前、天橋立駅前で足湯を利用しました。足湯でも、全身がぽかぽか・・・バイクでの利用でしたが、帰りも暖かく出来ました」
「熱海駅前の足湯最高!!」
などなど。中央本線下諏訪駅は、駅のホームの片隅に足湯があります(ちなみに以前は、なんと露天風呂でした!)。
昨今は暖房設備の発展により、昔ながらの「暖の取り方」を駅や列車で経験することは少なくなりましたが、たまにはのんびりとダルマストーブや足湯を楽しむ鉄道の旅、いかがでしょう。