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駅すぱ・どっち方面

【夏の臨時列車対決】は「北国の夏祭り」に軍配!

くしろ湿原ノロッコ号

「駅すぱあとアンテナ」8月号の「駅すぱ・どっち方面」コーナーは、夏の臨時列車対決。北海道・釧路湿原をゆく「くしろ湿原ノロッコ号」と、四国・四万十川を堪能する「清流しまんと号」の対決になりましたが、結果は僅差で「くしろ湿原ノロッコ号」に軍配!「甲乙つけがたい」というコメントがたくさん寄せられました。

それではさっそく「くしろ湿原ノロッコ号」派の皆さんのコメントをご紹介してみましょう。

  • ◇『北海道、大好き!!絶対に「くしろ湿原ノコッロ号」です』
  • ◇『どっちも乗りたいっ!!と言うのが本音ですね。四万十川も捨てがたいんですが、決め手は北海道の大自然でしょうか』
  • ◇『どちらも選びがたいですが、「雄大な自然vs凝縮された自然」と言えるかも知れない。北海道の大自然をバックに進む気動車が僅差で乗ってみたいです』

「北海道そのものが好き」「暑い夏は涼しい北海道!」といった意見がもっとも多かった印象を受けました。「雄大な自然vs凝縮された自然」という表現はまさにその通りですね。

  • ◇『釧路湿原の周りは車では通ったが、湿原内の雰囲気は分からない。湿原内を走るノロッコ号にのって、動植物をこの目で見てみたい』
  • ◇『釧路湿原にはクルマでしか行っていないので、その魅力を十分には体験していません。次はぜひ鉄道で、と計画しています。ちなみに雑誌Brutus 7/15号は鉄道特集で、「この夏乗りたい、ジョイフルトレインBEST10」の1位が釧路・・・、四万十・・・4位です』

おっしゃるとおり、湿原の「真っ只中」を満喫したいのなら、湿原内の遊歩道を歩いたり、カヌーで川下りしながら風景を楽しんだり、ノロッコ号の車窓から眺めるといった手段を選ぶ必要があります。山手線の内側がおよそ3つ入るくらいの大湿原を存分に満喫したいものですよね。

  • ◇『釧路湿原は昨年行ってノロッコ号に乗車して来ました。秋に行ったので枯れ木が多く視界があまり良くありませんでした。やはり夏に行かなくてはと思っております。再チャレンジしたいです』
  • ◇『流氷の時期に1度乗りましたが夏の湿原も素晴らしいと思います』

季節によって異なる顔をみせるのも、釧路湿原の魅力のひとつ。「一回乗ったからいいや」より「別の季節にも訪れてみたい!」と思わせる湿原の魅力は計り知れません。冬はタンチョウヅルの姿を見られることもありますし、秋なら夕暮れがオススメです!ちなみに今年は「くしろ湿原ノロッコ号」が20周年、「SL冬の湿原号」が10周年、網走~知床斜里間を走る「流氷ノロッコ号」が20周年を迎える年。北海道へお出かけの際は、ぜひともこれら道東の観光列車を楽しんでみてはいかがでしょう。

一方、「清流しまんと号」も実は今年で25周年。四半世紀に渡って愛されてきた観光列車です。さっそくコメントをご紹介しましょう。

  • ◇『「清流」って言葉に惹かれますね。エアコンの要らない世界が待っていそうな感じがします』
  • ◇『渓谷の静かな風景を見ながら夏の風に触れてみたい。想像するだけでも美しい風景と風情を感じる』

こちらも夏ということで「涼しげ」な感覚から推す方がたくさんいらっしゃいました。「清流」という言葉の響きは清々しいですよね。

  • ◇『四万十川に「鮎釣り」に行きたいのだ!』
  • ◇『カヌーをしているので、一度は下ってみたい四万十川に一票!』
  • ◇『どちらも乗りたいですが、四万十川のうなぎが食べたいのでこちらにしました』
  • ◇『ディーゼル機関車で牽引されるノロッコ号も今となっては趣がありますが、木材運搬車両の改造や一日一往復というレア度は他にない』

釣りにカヌー、そして「食」。川の恵みとでもいいましょうか、そんなところに魅力を感じている方が多いのが、「清流しまんと号」派の皆さんの特長ですね。もちろん、鉄道ファンにとっても魅力の的です!

  • ◇『高校生の夏休みに友人と四万十川の上流で泳いだ。川はどこまでも澄み、川ヒルが泳いでいるのが見えた』
  • ◇『清流しまんと号には20年近く前に一度乗ったことがありますが、機会があれば是非、改めて乗ってみたいです。沈下橋をおそるおそるレンタカーで渡ってみるのも、また一興ですが(笑)』

かつての姿を知る方にはぜひもう一度、四万十の自然を満喫していただきたいですね。鉄道とレンタカーを上手く利用した四国の旅、とても魅力的です!

清流しまんと号今年の「清流しまんと号」の運行は、残すところ8月26日~29日と、9月19日~23日を残すのみ。9月は、シルバーウィークと呼ばれる期間の運行となります。せっかくの大型連休ですので、ちょっと遠出して四万十の風に吹かれてみてはいかがですか?
◆清流しまんと号

お祭りだけでなく温泉も楽しみたい方、男のお子さんやお孫さんがいらっしゃる方、5月の空に映える姿を満喫したい方などのご意見も多くありました。