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「駅すぱあとアンテナ」10月号





真っ赤に染まるもみじの美しさは、誰もが認めるところ。一方で、全国各地には味わい深い紅葉をみせてくれる、もみじ以外の木々や名所もあります。今回は、そんなスポットを選りすぐってご紹介します。

かつてJR東日本のポスターに採用され、あまりの美しさと神秘さに息を呑んだ方もいらっしゃるかもしれません。その風景は、青森県十和田市の蔦沼(つたぬま)で見られるブナの紅葉です。

ブナは北海道南部から本州、四国、九州にかけて分布している落葉樹。強度がありつつ曲げやすさもあるため、木材としても様々な用途で使われています。その利用価値から戦後になって大量に伐採され、ブナの原生林は減少の一途を辿りました。しかしながら、地域によっては根強い保全活動が行われてきたことも事実です。その結果が実り、ブナの原生林で知られる白神山地は、世界自然遺産に登録されました。

白神山地は、青森県と青森県と秋田県にまたいで広がっています。一方で、今回ご紹介する蔦沼は、本州の中央、十和田湖のちょうど北、奥入瀬渓流の焼山近くの十和田樹海に位置し、その一帯には物静かなブナの原生林が広がっています。

紅葉の見頃は、例年10月下旬から11月上旬にかけて。ブナの紅葉は黄色や淡い赤色が主ですが、蔦沼の紅葉が鮮烈な色彩を放つ理由は、朝日を正面から浴びるためです。さらに雲のない秋晴れの日は、澄んだ湖面に紅葉が鏡のように反射して幻想的な世界を創り出します。ぜひとも朝に訪れてみたいスポットのひとつです。

なお、蔦沼は「蔦の七沼」のひとつ。蔦沼の周辺には鏡沼、月沼、長沼、管沼、瓢箪沼が点在し、それら6つの沼を巡る散策コース「沼めぐりの小道」が整備されています。起点となるのは、日本百名湯のひとつに数えられる蔦温泉の「蔦温泉ビジターセンター」です。

「沼めぐりの小道」は、1周およそ2.8km。時間にすると約100分なので、気軽に散策することができます。蔦沼は蔦温泉から約15分ほどで着くため、時間がない方は蔦沼だけ眺めるのもよいでしょう。散策の後は温泉でリフレッシュするのもおすすめです。

ちなみに「蔦の七沼」のうち、赤沼だけは6つの沼からやや離れたところに位置しています。右の写真は赤沼の紅葉です。離れている分、蔦沼に比べて観光客も少なく、まさに秘境と呼ぶにふさわしい環境。その中で、手つかずの素晴らしい紅葉に出会うことができます。アクセスルートには歩きづらいポイントもあるため、トレッキングシューズや防寒対策もしっかりと施してから出かけましょう。

鳥のさえずりを耳にしながらブナの林を抜け、息を呑むような風景に、ぜひ出会いに行ってみてはいかがですか。
蔦沼(十和田湖国立公園協会)

滋賀県北西部に位置する高島市は、琵琶湖を望む美しい自然に満ちた地。市内に広がるマキノ高原は、春は桜、夏はキャンプ、冬はスキー場で賑わい、自然を身近に感じられるスポットとして人気です。

そんなマキノ高原にアクセスする直線道路が、今回ご紹介したい"もみじ以外"の紅葉スポット。約2.4kmにわたり、道路の両脇に植えられているのが、約500本のメタセコイアの木です。

メタセコイアは、和名「アケボノスギ」と呼ばれる落葉樹。約5,000万年前に北半球を中心に繁茂していましたが、約80万年前に、日本に生息していた最後のメタセコイアが絶滅したといわれていました。

それから長い時を経て1939年に化石が発見され、その後に中国の奥地で、絶滅したはずのメタセコイアの木が発見されました。まさに「生きた化石」です。その後、中国から接ぎ木と種子を譲り受けて、日本各地に広まりました。「古琵琶湖層群」と呼ばれる地層からも、メタセコイアの葉などの化石が多数見つかっています。

若葉が眩しい春や新緑が空に映える夏、雪で覆われる冬の並木道も素敵ですが、秋の紅葉は格別です。道路が真っすぐ伸びている点や、周囲の見通しの良さ、さらに遠景となる野坂山地とのコントラストなど、まさに"絵になる"風景とはこのこと。例年、11月中旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。

紅葉に染まるメタセコイアの並木道を満喫した後は、マキノ高原を散策。森林セラピーロードや遊歩道が整備され、グラウンド・ゴルフ場や温泉入浴施設もあります。また、メタセコイアの並木道から程近い距離にある、旬の果物狩りができる農業公園「マキノピックランド」もおすすめです。暮れゆく秋を、ぜひご家族揃ってお楽しみください。
マキノ高原/メタセコイア並木

もみじ以外の紅葉の名所を、あと3つご紹介しましょう。

まずは新潟県妙高市に位置する笹ヶ峰高原です。標高は1300mで、いくつもの遊歩道が整備されており、春から秋にかけてトレッキングを楽しむ多くの観光客が訪れています。笹ヶ峰グリーンハウスから徒歩約5分の距離にある「宇棚の清水」は名水百選のひとつ。さらに、モミの木の仲間でクリスマスツリーにもよく用いられるドイツトウヒという木が約1万本生育し、ヨーロッパの森のような風景が広がっています。

色づくのは、ハルニレの木。漢字では「春楡」と書くニレ科の落葉樹で、北海道や寒い地域に分布しています。高原内にある笹ヶ峰牧場には、ハルニレがぽつりぽつりと点在しており、異国情緒漂う牧歌的な紅葉風景を創り出しています。例年の見頃は10月上旬から中旬にかけて。ブナやミズナラ、トチノキなども色づき、高原は秋一色に包まれます。

次は皆様ご存じの奈良公園。東大寺に春日大社、正倉院や奈良国立博物館など、奈良観光では欠かせない文化施設がいくつもあり、園内には鹿が生息していることでもよく知られています。

園内のもみじは例年11月中旬頃から色づき始めますが、今回ご紹介したいのはナンキンハゼという木です。園内の荒池園地や飛火野(とびひの・とぶひの)などで眺めることができます。飛火野は、春日大社の西側に位置する広大な芝生エリアで、鹿がのんびりと過ごしています。ナンキンハゼの紅葉は例年10月下旬から11月上旬にかけてが見頃。葉がひし形をしているところが特徴で、日の光を浴びてキラキラと輝く紅葉の美しさは格別です。

最後にご紹介するのはドウダンツツジの紅葉です。ドウダンツツジはツツジ科の植物で、春にはすずらんのようなベル状の花をつけ、秋は紅葉に染まります。枝ぶりも美しく、邸宅の庭や公園などの植栽としてもよく用いられていますが、今回ご紹介するのは兵庫県豊岡市に位置する安国寺のドウダンツツジです。

紅葉の見頃となるのは、例年11月中旬頃。赤く染まったドウダンツツジを本堂から眺めると、その味わい深さは格別です。その迫力ゆえ、数多くの株が植えられていると思いがちですが、実はすべて1つの株から広がったものだそう。庭で間近に眺めることも可能です。

ぜひともこの秋、もみじ以外の趣深い紅葉を満喫してみてはいかがですか。
笹ヶ峰高原(にいがた観光ナビ)
奈良公園
但馬安国寺(但東シルクロード観光協会)
次回2019年11月号は、2019年10月30日(水)配信予定です。お楽しみに!
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発行  株式会社ヴァル研究所 https://www.val.co.jp/
発行日 2019年9月25日(水)
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