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「駅すぱあとアンテナ」9月号





      
これから暑さも和らぎ、少しずつ涼しくなってくる季節。古い蔵のある街並みを歩き、初秋の風情を感じてみてはいかがですか?今月は、全国各地の"蔵の街"をご紹介しましょう。

7月の西日本豪雨で甚大な被害が相次いだのは、記憶に新しいところです。その一方で、被災していない地域でも宿泊キャンセルが相次ぎ、観光客の足が遠のいているという報道もあります。

これからご紹介する岡山県倉敷市もそのひとつ。現在、倉敷美観地区やジーンズストリートのある児島地区、玉島地区などの観光施設は通常通り営業しています。「観光で応援!」する意味も込めて、倉敷の魅力についてお伝えしていきましょう。

かつて倉敷は天領、すなわち江戸幕府の直轄地であり、各地で獲れた米などの物資が集積する地でした。中継地として物資を保管しておく場所を「倉敷地」と呼んだことから、「倉敷」という地名になったとのことです。

物資が集まる中心の地として栄えていたのが、現在でいうところの倉敷美観地区。その中央を流れる倉敷川に沿って、白壁造りの屋敷や蔵が並んでいます。夜はライトアップが施され、温かみのある灯りが街を照らします。さらに川沿いから道を一本隔てた本町は、かつて箪笥屋や桶屋などの職人の多くが住居を構えていました。

現在も、風情ある格子戸の宿や、杉玉を軒先に吊るした造り酒屋が商いを続けている一方で、町家を改装したカフェやギャラリーなど、新しいお店も相次いでオープンしています。

現在も昔ながらの住居に実際にお住まいの方がいる一方で、公共施設として当時の建築が再利用されるケースもあります。

倉敷での古民家利用の第一号となったのは倉敷民藝館。街並み保存のきっかけとなった白壁建築の建物です。館内には大きな吹き抜けがあり、古今東西の民芸品が展示されています。

また、倉敷考古館には、吉備地方である岡山県と周辺一帯を中心とした遺跡から発見された遺物が数多く展示されています。その建物は土蔵造りの米倉を改装したもので、壁の貼り瓦の模様もとりわけ美しく、倉敷の象徴としてポスターなどにしばしば活用されています。

古い建物を再利用したお店も数多くあります。「割烹山部(かっぽうやまべ)」の建物は、かつて筵業(むしろぎょう)、すなわちムシロづくりの工場だった築80年の土蔵を改築したもの。趣のある白壁の中でちょっと贅沢な和食を堪能してみるのもいいですね。また、美観地区のほぼ中央に位置する「くるま座 有鄰庵(くるまざ ゆうりんあん)」は、築100年以上の古民家を利用した和風カフェ。岡山ならではの食材を用いたメニューを、中庭を眺めつつ堪能できると人気です。なお夜は、古民家の風情の中でくつろげるゲストハウスになります。

また、倉敷川では「くらしき川舟流し」と称し、川舟での遊覧を行っています。橋や船着場など、かつて物資の中継地として栄えた頃の面影を残しており、両岸の石垣や柳の木、白壁造りの街並みも風情満点。歩いている時とは違う視点から、ぜひ倉敷の街を眺めてみてください。
倉敷観光WEB(倉敷市公式観光サイト)

続いての蔵の街は、栃木県の南部に位置する栃木市。栃木というと宇都宮市や小山市をイメージする方もいらっしゃると思いますが、栃木市は両市に次ぐ人口第3位の都市。その一方で、三毳山(みかもやま)や岩船山、ラムサール条約登録湿地に指定されている渡良瀬遊水地、さらには渡良瀬川や巴波川(うずまがわ)など、豊かな自然が備わっています。

律令時代、この地には下野国庁(しもつけこくちょう)が置かれ、江戸時代には家康公の没後、法要で東照宮へ向かう勅使が通った日光例幣使街道の宿場町として栄えました。倉敷と同様、巴波川などの船運を活かした問屋町として発展を遂げたこの地には、今でも多くの蔵が立ち並んでいます。

巴波川に架かる幸来橋から巴波橋にかけて、ずらりと並ぶ蔵づくりの建物。黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵群などを散策しながら眺めるもよし、遊覧船に乗って川からの風景をのんびりと満喫するもよし。タイムスリップした気分に浸れること、請け合いです。

左の写真は「とちぎ蔵の街美術館」です。その重厚な建築は、通称「おたすけ蔵」と呼ばれていた、栃木市に現存する蔵の中でも最古の土蔵群に属する大きな3棟の蔵を改修したもの。

館内には栃木市ゆかりの作家の作品のほか、この蔵に関する歴史的資料を展示した「蔵の展示室」などがあります。美術品や展示資料もさることながら、漆喰でできた壁や、天井を走る巨大な梁がのぞく空間そのものが、長い時を経て磨かれてきた美術品といえるかもしれません。

また、市内を南北に伸びる蔵の街大通りには、電線がありません。これは歴史的景観を保つことに一役買っているだけでなく、隔年で11月上旬に開催される「とちぎ秋まつり」のためでもあります。

2018年となる今年は「とちぎ秋まつり」の開催年。豪華絢爛な江戸型人形山車が練り歩きます。電線がない蔵の街を、艶やかな刺繍が施された幕をまとった山車が悠々と行き交う姿は、江戸から明治にかけての栄華を目の当たりにしているよう。複数の山車が向き合ってお囃子を競い合う「ぶっつけ」も見どころのひとつです。日没後は山車が堤燈の灯に照らし出され、なんとも艶やか。その他、江戸芸かっぽれのパレードやこども山車まつりなども開催されます。

ぜひとも蔵の街・栃木を訪れ、小江戸さながらの歴史情緒に触れてみてはいかがでしょうか。
栃木市観光協会

その他の魅力あふれる"蔵の街"を3つ、ご紹介しましょう。まず最初は、福島県喜多方市。「喜多方ラーメン」でその名を知る方も多いかもしれません。ラーメンと同じく、この地の象徴といえるのが蔵です。

喜多方の蔵の特徴は、4,000棟余といわれる数の多さ。表通りだけでなく路地裏や市街地から離れた集落にも蔵が点在しています。しかも、その大半が現役として使われており、単に倉庫として利用するだけでなく、店舗(店蔵)、住居(座敷蔵)、漆器づくりの作業場(塗り蔵)、発酵食品の熟成・貯蔵(酒蔵・味噌蔵・醤油蔵)、さらにはトイレ(厠蔵)まで、用途は実にさまざまです。

51畳の座敷蔵や店蔵、醤油蔵を擁する「旧甲斐家蔵住宅」や「大和川酒蔵 北方風土館」など、蔵の中を見学できる施設も複数あります。また、白壁だけでなく黒漆喰や粗壁、レンガづくりなど蔵の造りも個性豊か。飽きのこない"蔵の街"散歩を楽しみたい方におすすめです。

次は、千葉県の北東部に位置する香取市。その佐原地区はかつて水運の拠点として栄え、「お江戸見たけりゃ佐原へござれ 佐原本町江戸まさり」と戯歌に唄われるほどでした。現在も商都としての面影が小野川や香取街道沿いに残っています。

小野川沿いでひときわ注目を集めているのが、かの伊能忠敬の旧宅。17歳で伊能家の養子となり、この地で30年余りにわたって醸酒業と米穀薪炭販売に勤しみつつ、村政の中心として活躍しました。その後、50歳で隠居して天文学や地理学を学び、日本地図づくりという偉業を達成。現在は土蔵造りの店舗のほか、炊事場や書院、土蔵が残っています。旧宅正面には「だし」と呼ばれる荷揚げ場があり、現在は小野川を行き交う観光船の乗り場となっています。

最後は、鳥取県中部に位置する倉吉市。市内を流れる玉川に沿って並ぶ、白壁土蔵群が有名です。その多くは江戸から明治期にかけて建てられたもので、国重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。壁の上半分は白い漆喰で、下半分は黒い焼き杉板。そのコントラストは、まさに蔵ならではの美しさであり、漆喰で防水、焼き杉板で耐火と風雨の耐久性を高めるという先人の知恵も見逃せません。

もうひとつ、この地の特徴といえるのが赤瓦。山陰地方によくみられる赤瓦は、島根県石見地方の石州瓦がルーツといわれ、焼成温度が高いために赤色をなすと同時に凍害にも強くなるのだとか。赤い屋根瓦と白い壁、玉川沿いに架かる石橋を眺めつつ歩いていると、蔵で醸されるお酒や醤油の香りが漂ってきます。「酒と醤油のかおる倉吉白壁土蔵群」として環境省が定める「かおり風景100選」にも選ばれているスポットならではの、五感で楽しむ散策ができますよ。
蔵とラーメンのまち喜多方 喜多方観光物産協会
水郷佐原観光協会
倉吉観光情報
【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2018年9月号の内容に対応
私鉄および公営は、2018年8月21日現在の時刻表に対応
<ダイヤ>
●とさでん交通
2018/7/20 平日一部変更
●とさでん交通
2018/8/25 土休日一部変更
<臨時ダイヤ>
●西武鉄道
2018/9/1~30 山口線 不定期ダイヤ
2018/9/2 多摩湖線 
行楽客輸送に伴う臨時増発列車と一部ダイヤ変更
2018/9/15~24・29・30 池袋線、秩父線 
曼珠沙華開花に伴う臨時増発ダイヤ
●東武鉄道
2018/9/1~30の土休日 スカイツリーライン、日光線 
臨時特急列車運転(きりふり)
2018/9/15~18・22~25 スカイツリーライン、日光線 
臨時特急列車運転(リバティけごん)
2018/9/15~17・23・24 スカイツリーライン、伊勢崎線 
臨時特急列車運転(りょうもう)
2018/9/18・25 スカイツリーライン、日光線 
臨時特急列車運転(スカイツリートレイン)
2018/9/15 東上線 団体列車運転に伴う一部ダイヤ変更
2018/9/15~24の土休日 日光線 
JR直通臨時特急運転に伴う一部ダイヤ変更
●横浜シーサイドライン
2018/9/2 沿線施設イベント開催に伴う特別ダイヤ
<運賃>
●箱根ロープウェイ
2018/9/1 改定 
その他の改訂情報は駅すぱあとワールドをご覧ください。
次回2018年10月号は、2018年9月26日(水)配信予定です。お楽しみに!
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発行  株式会社ヴァル研究所 https://www.val.co.jp/
発行日 2018年8月29日(水)
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