
熊本駅~人吉駅間を結ぶ特急「かわせみ やませみ」や、香川県多度津(たどつ)駅と徳島県大歩危(おおぼけ)駅間を結ぶ「四国まんなか千年ものがたり」、JR横浜駅~伊豆急下田駅間を運行する「THE ROYAL EXPRESS」など、今年も数多くの列車がデビューを飾りました。
その中で注目度が高かったのは、JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」とJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」です。九州を走る「ななつ星 in 九州」に次ぐ豪華クルーズトレインですが、料金が高くてなかなか手が出ないというのもまた事実。しかし、その美しい車両は写真として映えるため、フォトコンでも複数の作品が寄せられました。右の作品は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」と稲木の競演です。

「駅すぱあとアンテナ」6月号の特集は、「
ANA 機体工場見学レポート」。1993年から見学がスタートし、すでに100万人もの方が来訪。間近で見る機体やエンジン、格納庫のスケールに圧倒されたのはもちろん、格納庫のすぐ近くに伸びる滑走路から離着陸する様子も見ることができました。
「乗りもの日めくりカレンダー2018」にも数多くの飛行機写真作品が収録されています。右の写真は新千歳空港での一枚。審査員を務めた航空写真家のルーク・オザワ氏は「薄暮の時間帯の雪の中だからこそ白が浮き上がっているシーン。点滅する赤い光の瞬間を捉えた!」と評しています。

例年、全国各地のお祭りの情報もお届けしている「駅すぱあとアンテナ」では、5月号で「
春の食祭探訪」、9月号で「
秋を彩る宿場の祭り」をテーマにした特集を組みました。旅先でお祭りに出会えたら、ちょっと得した気持ちになりますよね。人々の活気や歴史情緒を満喫できるお祭りの情報は、これからもお届けしていく予定です。
フォトコンにも、お祭りと乗りものを同時に収めた作品が複数寄せられました。右の写真は「大阪の住吉祭を大和川の鉄橋から見た風景」とのこと。構図も素晴らしく、ちょうどよいタイミングのところに電車が来ています。人の営みを感じさせてくれる一枚です。

「駅すぱあとアンテナ」11月号の特集は「
秋空を見上げる旅へ」と題し、佐賀県佐賀市で開催された「2017佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と、無数の渡り鳥が飛来する宮城県の伊豆沼・内沼などをご紹介しました。
右の写真は、ちょうどバルーンフェスタ開催時に撮られた1枚です。「バルーンとのバランスがよく、電車が白であることもよい」とは、フォトコンの審査員を務めた鉄道写真家の山崎友也氏(「さき」は山へんに立つに可)の言。ちなみに「乗りもの日めくりカレンダー2018」には、全365作品に対してルーク氏、山崎氏の講評が入っています。写真が趣味の方には参考になると思いますよ!

古き良き日本の情緒を感じさせてくれる風景や自然の名所紹介も「駅すぱあとアンテナ」の特集では定番です。今年は2月号で「
一度は見たい冬景色」、4月号で「
一本桜に逢いに行く」、10月号で「
紅葉の窓」をそれぞれ特集しました。
右の写真は、長良川鉄道の自然園前駅と郡上八幡駅間の風景だそうです。色づいたメタセコイアがなんとも美しいですね。「背景の樹の形が良い。全体の構図と色目も◎(ルーク氏)」「半逆光で樹に立体感が出ている(山崎氏)」との講評でした。他にも「乗りもの日めくりカレンダー2018」には、田んぼや海、雪山、峡谷など、様々なシーンを捉えた写真作品が多数収録されています。

2017年より、各界のエキスパート(専門家)を招く参加型イベント「
駅すぱあと×EXPERT」がスタート。「都電荒川線写真さんぽ」「世界一の口笛」「味噌作りワークショップ」など様々なイベントを開催しました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。
なかでも印象的だったのは「ストームチェイサー青木豊氏トークイベント」。嵐となる場所や時間帯を予測し、現地に赴いて撮影する日本で唯一のストームチェイサー、青木氏の話はとても斬新でした。フォトコン受賞作品の中にも、運が味方してうまく自然現象と乗りものがコラボしたものがありました。右下に架かる低い虹、おわかりになりますか?

去る12月8日(金)、「駅すぱあと乗りものフォトコンテスト」の審査員を務めたルーク・オザワ氏と山崎友也氏のトークイベントが開催されました。
昨年に引き続き2回目となる人気イベントで、今年はフォトコンのミニ授賞式や応募作品の講評会も行われました。もちろん、お二人の作品の披露やそれぞれの活動に関するトークも聴くことができましたよ!
2人のテンポの良い掛け合いに、会場は大盛り上がり!1年の"笑い納め"というには少々早い時期でしたが、笑いの絶えないイベントとなりました。

さて、そんな2人が応募総数1933枚の中から吟味に吟味を重ねて選んだ「駅すぱあと乗りものフォトコンテスト」。その最優秀賞や審査員特別賞、駅すぱあと30th賞、日めくりカレンダー賞の発表は、公式サイトでご覧いただけます。
改めまして、ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。同時に素晴らしい作品の数々を、ぜひ「乗りもの日めくりカレンダー2018」で1年間お楽しみください。
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駅すぱあと乗りものフォトコンテスト公式サイト
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