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「駅すぱあとアンテナ」8月号

今月新たに登録された世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」。該当するのは、日本の近代におけるものづくり産業の礎となった、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在する23の施設だ。各施設とも世界遺産の登録を受けて、施設の整備やガイドの充実など、多くの観光客を招く体制作りに着手している。今回はそんな「明治日本の産業革命遺産」のうち、観光におすすめの地を紹介していこう。まずは長崎県の端島炭坑。長崎港から南西に約18kmに位置する小さな島で石炭が採掘され、明治時代から国内外の石炭需要を担っていた。海底を採掘する独自の生産施設と、生産を支える人びとの住居や学校などが建てられ、平たい島に高層アパートがひしめくその姿が軍艦「土佐」に似ていたことから、「軍艦島」とも呼ばれるようになった。 1960年のピーク時には、約5300人が居住していた。東西160m、南北480mの島ゆえ、その人口密度は当時の東京都区部の約9倍に上るという。そんな端島炭坑も、石炭から石油へとエネルギー需要が移り変わる中、1974年に閉山し、無人島となった。 時は流れ、2008年から2009年にかけて、島内に見学通路や見学場所の整備が行われた。これにより2009年から島内の一部に上陸できるようになり、昨今の"廃墟ブーム"も相まって、長崎港から出発する上陸ツアーが人気を集めている。 日本の近代化を支えた石炭の話や、島で生活していた当時の話、端島ならではの工夫が凝らされた建築物の話など、ガイドの説明に耳を傾けながら島内の見学コースを巡っていると、活気に満ちていた時代の姿がありありと脳裏に浮かび上がる。非日常の感覚を、存分に味わえることだろう。 ちなみに、このたび新たに世界遺産に登録され、長崎において一般公開されている施設は端島炭坑の他、「三菱長崎造船所 旧木型場(現:長崎造船所史料館)」、「小菅修船場跡」、「高島炭坑」、「旧グラバー住宅」がある。複数の地を巡り、明治日本の面影に触れてみてほしい。
■明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 http://www.japansmeijiindustrialrevolution.com/
■軍艦島と産業革命遺産(長崎市公式観光サイト) http://www.at-nagasaki.jp/gunkan/
今回新たに世界遺産に登録された地の中で最も都心から近いのは、静岡県伊豆の国市にある韮山反射炉だ。反射炉とは、不純物を多く含む銑鉄(せんてつ)を溶かし、優良な鉄を作るための炉のこと。溶解室の天井部分を浅いドーム状にして、炎や熱を反射させることからその名がついた。1853年、ペリー来航に脅威を感じた江戸幕府は、西洋式の大砲を鋳造するため、海防の実務責任者となった江川英龍(坦庵)に対して反射炉の建造を任命。蘭書の記述を頼りにした建造は困難を極めたが、英龍の死後に任務を引き継いだ息子の英敏や、蘭学の導入に積極的だった佐賀藩の技師らの尽力により、1857年に完成した。 反射炉本体は連双式2基4炉からなり、石製の基礎の上に築かれている。炉体と煙突の部分を合わせた高さは約15.7m。整然と積み重なったレンガと、格子状に組まれた鉄骨が特徴的で、重厚感と同時にデザインの美しさも感じられる。 日本に現存する反射炉は、この韮山と、山口県の萩にある萩反射炉のみ。萩反射炉も「明治日本の産業革命遺産」に登録されたが試験炉であったため、実際に稼働した反射炉は韮山のみということになる。 世界遺産の登録後、週末になると以前よりも多くの観光客が訪れるようになったという。韮山反射炉への最寄り駅は、伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅。反射炉を見学した後は、そのまま同鉄道で伊豆屈指の温泉郷、修善寺に向かう旅もよさそうだ。あるいは、すでに世界遺産に登録されている富士山と併せて観光を楽しむ旅もおすすめしたい。
■国指定史跡 韮山反射炉(伊豆の国市) http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/hansyaro/
今回登録された世界遺産の中には、遺構が醸し出すレトロな雰囲気の中、散策が楽しめるスポットもある。おすすめは、熊本県宇城市にある小さな港「三角西(旧)港」だ。この港は、宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並び、明治三大築港の一つに数えられている。設計士は、オランダ人水理工師のローエンホルスト・ムルドル。1887年8月に開港し、その2年後には国の特別輸出港(米、麦、麦粉、石炭、硫黄)に指定され、石炭の積出港として貯炭場が整備された。なにより風情を醸し出しているのは、当時最先端の技術で作られた石積の埠頭。さらに浮桟橋や道路、排水路などもレトロな雰囲気を漂わせている。港の周辺には、明治時代の旅館「浦島屋」や、大正7年に建てられた洋館「龍驤館」、現在は洒落たカフェレストランになっている「旧三角海運倉庫(三角築港記念館)」などがあり、当時の面影を今に伝えている。 古くは文豪・小泉八雲がこの地を訪れた際、浦島屋に立ち寄り着想を得て、短編「夏の日の夢」を書き上げた。また、近年ではNHKで放映した人気ドラマ「坂の上の雲」や、映画「るろうに剣心 京都大火編・伝説の最期編」などにも三角西(旧)港が登場している。 九州のレトロスポットというと門司港や長崎をイメージしがちだが、ぜひ三角西(旧)港にも訪れてみてほしい。知名度こそ劣るものの、時間がゆったりと流れる、散策向きの街だ。 世界遺産の数々を散策しながら満喫できるもうひとつのスポットは、やはり山口県の萩だろう。 今回、萩からは5ヶ所が登録されている。そのひとつである「萩城下町」は、内堀、中堀、外堀により整然と区画が分けられ、今もなおその姿を留めている。近世の封建社会が見て取れる町として登録された。そして、知名度の高い「松下村塾」。幕末に活躍した維新の志士たちは、明治における産業革命の担い手でもある。彼らを育てた機関として、吉田松陰の私塾が登録されたわけだ。 そして、長州藩による洋式船建造の地となった「恵美須ヶ鼻造船所跡」。ロシアとオランダ、それぞれの技術を用いて2隻の洋式帆船が建造された。そこには和船の技術も注がれている。本格的な近代化を前にした"試行錯誤の地"であるとも言えそうだ。現在は、地下遺構と、当時の規模そのままに大きな防波堤が残存している。ちなみに、建造するにあたって用いられた鉄の精製を行っていた「大板山たたら製鉄遺跡」、さらに「萩反射炉」も、このたび世界遺産に登録されている。萩を訪れた際には、これら産業遺産も巡ってみてはいかがだろう。
■三角西(旧)港(宇城市観光物産協会) http://www.kankou-uki.jp/cate-tourism/852/
■萩市観光協会「ぶらり萩あるき」 http://www.hagishi.com/
【 鉄道 】 JRは、JR時刻表2015年8月号の内容に対応 私鉄および公営は、2015年7月18日現在の時刻表に対応
< 臨時ダイヤ >
西武鉄道
2015/8/1、22 新宿線、国分寺線、西武園線 臨時ダイヤに対応
小田急電鉄
2015/8/1 小田原線 「あつぎ鮎まつり大花火大会」開催に伴う臨時列車増発と 一部ダイヤ変更に対応
北九州高速鉄道
2015/8/2 北九州モノレール 「わっしょい百万夏まつり」開催に伴う特別ダイヤに対応
東武鉄道
2015/8/8~30の土休日、8/7、10~14、17、21 東武スカイツリートレイン、伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、 東武アーバンパークライン 臨時ダイヤに対応
名古屋市交通局
2015/8/13、14 土休日ダイヤに対応
名古屋鉄道
2015/8/13、14 築港線を除く全線 土休日ダイヤに対応
2015/8/13~15 築港線 休日ダイヤに対応
愛知高速交通
2015/8/13、14 リニモ 土休日ダイヤに対応
和歌山電鐵
2015/8/13、14 土休日ダイヤに対応
岡山電気軌道
2015/8/13、14 土休日ダイヤに対応
スカイレールサービス
2015/8/13、14 土休日ダイヤに対応
流鉄
2015/8/22 「流山花火大会」開催に伴う臨時増発ダイヤに対応
< 運賃 >
東武鉄道
2015/8/8 東武アーバンパークライン、東武スカイツリーライン スカイツリートレイン(大宮~浅草間)特急料金改定に対応
その他の改訂情報は駅すぱあとワールドをご覧ください。
次回2015年9月号は、2015年8月26日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2015年8月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2015年7月29日(水)
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