導入事例
「駅すぱあと」をご導入いただきました
法人様の導入事例をご紹介します。
「駅すぱあと」をご導入いただきました
法人様の導入事例をご紹介します。
株式会社オロ 様https://www.oro.com
事業内容 ビジネスソリューション事業
コミュニケーションデザイン事業
設立 1999年1月20日
駅すぱあと
Webサービス
※内容はすべてインタビュー時のものとなります
創業以来、「より多くの人々に対して、より多くの幸せ・喜びを提供し、世界に通ずる一流企業になる」ことを目標に掲げている株式会社オロ様。
企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業と、デジタルを基軸に企業のマーケティング活動をワンストップで支援するコミュニケーションデザイン事業を展開しています。
同社が提供するクラウド型統合業務システム『ZAC Enterprise』(以下、ZAC)は、プロジェクト型ビジネス(案件、契約、プロジェクト単位で業務が進行するビジネス)に最適化されたERPパッケージ(基幹業務システム)です。
プロジェクト型ビジネスに特有の経営管理、商慣行、機能要件に対応した業種特化ソリューションとして、500社以上の企業が導入しています。
プロジェクト型ビジネスにおける交通費精算時の入力の手間を省き、企業の生産性を向上させることを目的に「駅すぱあとWebサービス」との連携を決めた同社に、選定の理由や得られた効果についてお聞きしました。
『ZAC』の特長は、知識労働者の生産性向上のために、経営と業務に関わるあらゆる情報収集・管理の手間をなくして、経営の全体最適化・業務の省力化を実現することです。
その中で、とりわけプロジェクト型ビジネスで入力頻度の高い交通費精算に着目しました。
プロジェクト損益を見える化する上で、よりスピーディーで正確な交通費情報の入力は欠かすことができません。
また、元々『ZAC』にも交通費精算機能は実装されていましたが、発着地や金額は他のサービスで検索した内容をコピーして入力する必要がありました。
しかし、このような手間のかかる入力作業自体が『ZAC』の特長から考えるとあってはならないことであり、労働者や企業にとって負荷となっていたことから、この点を解消したいと考えました。
ビジネスソリューション
事業本部
マーケティンググループ
藤澤 康二 様
『ZAC』導入を検討中のお客様から「『駅すぱあと』の機能を加えて欲しい」というご要望をいただきました。
それまで「駅すぱあとイントラネットVer.2」を利用しており、『ZAC』でも交通費精算の非効率なデータ入力はしない前提で利用したいという理由でした。
当時、「駅すぱあと」と連携している自社プロダクトはありませんでしたが、ご要望を受けたときすぐに使い勝手の良さをイメージすることができたため、連携に向けた検討を開始することにしました。
「駅すぱあとWebサービス」を『ZAC』に組み込むことが可能かどうか検証を行い、すぐに連携を決めました。その理由は大きく2つあります。
1つ目は「オフショア開発であっても特別な説明が不要なAPIだったこと」です。
当社の開発体制は、基本設計を日本にいる私たちが行い、開発はベトナムにあるオフショア拠点で行っています。
オフショア開発を行う場合、開発要件を伝えるために、コミュニケーション言語(母国語)と開発言語の2つの言語の壁が存在します。
エンジニアであればコミュニケーション言語の壁を超えて開発言語や標準技術でコミュニケーションができます。
しかし独自の仕様を持ち込んだAPIやライブラリがあるとその前提が崩れてしまい、追加のコミュニケーションコストが発生します。
「駅すぱあとWebサービス」はAPIが国際的な標準仕様で設計されているため、オフショア拠点のエンジニアでも、日本語の仕様書で問題なく実装ができました。
2つ目は「1社だけに限らず、多くの企業の手間を解消できると確信したこと」です。
「駅すぱあとWebサービス」との連携によって、ご要望をいただいていたお客様はもちろん、その他多くの企業の手間も解消できる機能になると確信しました。
冒頭にお話しした通り、入力の手間による負荷はどの企業にも当てはまる深刻な問題となっていたからです。新規のお客様はもちろん、既存のお客様にもプラスの価値をご提供できることは、当社にとって有益な連携になると考えました。
ビジネスソリューション
事業本部
研究開発グループ
エンジニア
船津 聡 様
開発にかかった期間は約3ヶ月でした。当初の計画通りに開発を進めることができたのも、「駅すぱあとWebサービス」のオフショア開発がしやすいAPI設計があったおかげだと感じています。
実装が完了し、完成品をお客様にお見せしたときには、とても満足されている様子でした。
また、プロジェクト型ビジネスにおける業務負荷軽減を実現する機能が加わったことで、『ZAC』のプロダクトとしての強みの底上げにもつながりました。
「駅すぱあとWebサービス」との連携以降、お客様へよりスピーディーで正確な「プロジェクト損益の見える化」の実現に貢献することができ、嬉しく思っています。
プロジェクト型ビジネスにおいては、交通費精算以外にもまだまだ改善できる余地があると考えています。
全てのプロジェクト型ビジネスを行う企業の入力の手間を解消していくために、『ZAC』も留まることなく発展させていきたいと考えています。
特に交通費データに関わる部分では、まだまだヴァル研究所の支援が必要と考えていますので、これからも変わらぬサポートをよろしくお願いします。
「駅すぱあと Webサービス」は、経路検索結果などの各種情報をWeb上でご提供するサービスです。
高精度かつ自由度の高いソリューションを実現します