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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2015年4月号








3月14日(土)に上野東京ラインが開業した。宇都宮線・高崎線と東海道線の相互直通運転が始まり、常磐線が品川駅までの直通運転をスタート。北関東と東京南部および神奈川を結ぶルートの選択肢が増え、よりアクセスしやすくなった。

宇都宮線や高崎線、常磐線から東京や品川方面にアクセスする場合、これまでは上野駅で一旦下車し、山手線もしくは京浜東北線に乗り換える必要があった。この乗り換えが解消された点が大きい。

宇都宮線・高崎線の場合、朝の通勤ピーク時間帯の特急を除いた平均所要時間を比べると、大宮駅~東京駅間が36分で9分短縮。大宮駅~品川駅間が46分で10分短縮されることになった。また、大宮駅~横浜駅間の場合も、従来の湘南新宿ラインに加えて新たなルートがひとつ増えた格好だ。

なお、常磐線も柏駅~東京駅間が39分で7分短縮。柏駅~品川駅間が49分で8分短縮されることになった。

さらに常磐線を走る特急列車は、速達タイプの特急「ひたち」、停車タイプの特急「ときわ」と新たな名称になり、品川駅~いわき駅間で直通サービスを開始。 品川駅、東京駅から水戸方面への所要時間が短縮されている。

通勤利用はもとより、東海道新幹線で地方から観光に訪れる人にとっても、ダイレクトに水戸やいわきなど常磐線沿線の観光スポットへ赴くことができるようになり、観光の幅が広がったといえるだろう。

さらに、これら特急は従来の指定席・自由席の区分がなくなり、普通車の全席で事前の座席指定が可能となった。また、座席指定を受けなくても車内の空席が利用可能な「座席未指定券」の発売もスタート。乗ることは決まっているけれども、いつ乗車するかは決まっていない場合などに購入しておくと便利だ。
■上野東京ライン(JR東日本)
https://www.jreast.co.jp/hitachi_tokiwa/uenotokyoline/
もうすぐやってくる、桜の季節。今年は上野東京ラインを利用して、「日本さくら名所100選」に指定されているスポットへぜひ出かけてみてほしい。
常磐線で出かけたい桜の名所は、JR日立駅前から伸びる平和通りと、日立市かみね公園。いずれも「日本さくら名所100選」に指定されている。

平和通りには、約1kmに渡って約130本ものソメイヨシノが植えられ、桜のトンネルを形作っている。

かみね公園内には約1000本、22種類の桜があり、ソメイヨシノをはじめ緑黄色の花を咲かせる「御衣黄」など珍しい桜を見ることが可能だ。

とりわけ多くの観光客を集めるのは、4月1日(水)から4月19日(日)にかけて開催される「日立さくらまつり」期間。

平和通りとかみね公園に加え、ユニークなUFO型の展望台がある十王パノラマ公園もその舞台だ。各会場とも、期間中はライトアップされ夜桜が楽しめる。




まつりの最大の特徴は、平和通りを舞台に4月4日(土)、5日(日)に行われる「日立風流物」と呼ばれる山車の巡行。高さ15メートル、重さは約5トンにも及ぶ巨大さを誇り、山車としては初めて、国の重要有形民俗文化財と重要無形民俗文化財に指定された経歴を持つ。また、山車では人形芝居が繰り広げられる点にも注目したい。

芝居の芸題は毎年変わり、そのつど人形が付け替えられる。今年の芸題は表山が「風流太閤記」、裏山が「風流花咲爺」だ。桜のトンネルから頭を突き出した、きらびやかな山車の姿。ぜひ一度ご覧いただきたい、おすすめのまつりだ。
東海道線でアクセスできる城下町、小田原には桜がよく似合う。小田原界隈では、開花から桜が散るまでを「小田原桜まつり」期間として、各地で様々なイベントが行われている。

名所の筆頭は、「日本さくら名所100選」に選ばれている小田原城址公園だ。北条氏の居城として知られる小田原城の天守閣は、過去の引き図(設計図)や模型を参考にして昭和35年に外観復元したもので、内部は武具など歴史資料の展示室となっている。

その天守閣やお堀を背景に、約320本のソメイヨシノが咲き誇る。3月26日(木)から4月5日(日)までの期間は、ぼんぼりによる夜桜のライトアップを開催。今年は天守閣の夜間開館も行われるため、幻想的な夜桜を天守閣から見下ろすことが可能だ。

小田原駅の北側、市街地を望む小山の最頂部に広がる城山公園も桜の名所。例年、お花見客で賑わいをみせている。

小田原から箱根登山線の入生田駅にアクセスし、そこから徒歩約20分のところにある長興山紹太寺のしだれ桜も、ぜひ訪ねてみてほしい。江戸時代の藩主、稲葉正則が植えたといわれ、高さ約13m、株元の周囲は約4.7mにも及ぶ樹齢約340年の名木だ。例年の見頃は3月下旬から4月上旬頃まで。坂道を歩いていると、突如として現れる壮大なしだれ桜の姿に、思わず息を飲むことだろう。
■小田原桜まつり
http://www.odawara-kankou.com/sakura/
夏の暑さで知られる埼玉県熊谷市には、押しも押されぬ桜の名所がある。それが、「日本さくら名所100選」のひとつに選ばれている熊谷桜堤だ。

この桜堤は江戸時代から有名だったが、その後枯れたり、大火による焼失などで消滅しかけていた。しかし昭和27年、荒川の改修に伴って新たな熊谷堤が築かれ、改めて桜が植樹されて現在に至っている。

荒川北岸の堤防に沿って、荒川大橋付近から下流約2km続く桜並木。その数は約500本。開花期間中は屋台なども出て、シートを広げたお花見客で大いに賑わう。また、桜と同時に開花する菜の花とのコントラストが楽しめることも大きな特徴のひとつ。うららかな春の日差しを受けながら、ぜひ散策してみてはいかがだろう。

ちなみに、荒川が改修される前の旧熊谷堤は、同市の万平公園に残っている。もちろん桜並木も健在。現在の熊谷桜堤から徒歩10分程度の距離にあるため、こちらもぜひ訪れてみてほしい。
東京には「日本さくら名所100選」に指定されているスポットが5つある。新宿御苑、隅田公園、井の頭恩賜公園、小金井公園。そして今回、上野東京ライン開業で注目を集めている上野恩賜公園だ。

花見の名所であることは、誰でもご存じだろう。そこでご紹介したいのは、知る人ぞ知る東京国立博物館の桜だ。

博物館本館の北側には、池を中心に5棟の茶室を配した庭園があり、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、ヤエベニヒガン、エドヒガンシダレなど10種類以上の桜が植樹されている。その庭園が、3月17日(火)~4月19日(日)の期間限定で開放されるのだ。 なお、3月27日(金)と4月3日(金)は開放時間が19時30分まで延長され、ライトアップが行われる。静けさの中、庭園を自由に散策できるこの機会にぜひ訪れてみてほしい。

また、博物館においても桜をモチーフにした屏風や振袖などの作品が多数展示され、さまざまなイベントも催される。今年は博物館での花見を楽しんでみてはいかがだろう。
■東京国立博物館 博物館でお花見を
http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=7745

【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2015年4月号の内容に対応
私鉄および公営は、2015年4月1日現在の時刻表に対応

天竜浜名湖鉄道
2015/3/14 ダイヤ改正に対応
東京都交通局
2015/3/28 荒川線 一部ダイヤ改正に対応
山陽電気鉄道
2015/3/28~4/9 本線 
須磨浦公園花見客輸送に伴う直通特急の「須磨浦公園」臨時停車に対応
和歌山電鐵
2015/3/29 ダイヤ改正に対応
四日市あすなろう鉄道
2015/4/1 開業
京都丹後鉄道
2015/4/1 開業
東武鉄道
2015/4/12、24 
東武スカイツリーライン、伊勢崎線、日光線、鬼怒川線 
団体客輸送に伴う一部ダイヤ変更に対応
2015/4/20、5/25 東武スカイツリーライン 
団体客輸送に伴う一部ダイヤ変更に対応
西武鉄道
2015/4/18、19、25~5/6 
池袋線、西武秩父線、新宿線 
芝桜開花に伴う臨時特急増発に対応
2015/4/25~5/6 池袋線、西武秩父線、多摩湖線 
不定期列車運転に対応
その他の改訂情報は駅すぱあとワールドをご覧ください。

次回2015年5月号は、2015年4月28日(火)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2015年4月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2015年3月25日(水)
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