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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第8回 「ち」の巻

木村裕子
裕子 : 皆さんこんにちは!
今月決めるのは「ち」の札ですよぉ~。
あ、そうそう。「ち」なみにですね、
先月のかるたのフレーズを募集したじゃないですか。おかげさまでファンの皆さんにも好評で「またやってほしい!」という声も出ましたよ。
編集部(以下、編) : ありがたいですね~。楽しかったんでまたやりましょう!
できれば「ゑ」とか難しい時に皆さんの力を借りたい(笑)。
裕子 : たしかに(笑)。
編 : それではさっそく「ち」。
オーソドックスなところだと「地下鉄」とか「中央線」とかありますね。
裕子 :ち・・・ちくしょう!とかもありますけど鉄道アイドルとして躊躇しますね(笑)。
編 : 「蝶のように舞い、蜂のように乗る」。
モハメド・アリの異名を鉄っちゃん風にアレンジとか・・・ダメですね。
裕子 : ち・・・ちから・・・力餅!!
編 : あ、先月投稿いただいた中にも「力餅」ってありましたね。これは何でしたっけ?
裕子 : 「峠(とうげ)駅」という奥羽本線の駅があるんですよ。その駅前にお茶屋さんがあって、
「峠の力餅」という大福を売っているんですが、
峠駅のホームでも「立ち売り」してるんです。
編 : 立ち売りですか!昔は駅弁も立ち売りでしたけど、今はほとんど見ませんよね。
それは珍しいですね~。木村さんは行ったことあるんですか?
裕子 : ありますよ!峠駅は新幹線が通過するんですけど、
雪が深いんで駅がスノーシェルターに覆われているんです。
独特の雰囲気があるのと、昼間ですと2、3時間に一本しか在来線がこないので、
いわゆる「秘境駅」として鉄道ファンの間でも有名なんですよ。
編 : なるほど。鉄道ファンとしては、一度は降り立ってみたい駅・・・
裕子 : 聖地巡礼みたいなものですね!
編 : 暗黙のスタンプラリーのようでもありますね!
裕子 : そんな峠駅なんですが、私が行ったときは真冬で、雪が凄かったんですよ。
駅前からしてこんなですもん。

編 : 「全面通行止め」と書いてある看板なんでしょうが、ある意味、
文字が全部見えているよりも説得力がありますね(笑)。

裕子 : 自分の足元を撮影してみると、膝下がほぼ埋まってます!
編 : ここ、駅前なんですよね!?すごいなぁ、まさに秘境駅ですね。
ここで3時間も電車待つのはさぞかし辛い・・・
あ、でも茶屋があるんですよね。それは一安心だ。
裕子 : それが・・・・・・・私が行ったときはお休みだったんですよぉ!!(泣)
編 : うわっ!それは過酷!
裕子 : まぁ晴れていたのが何よりでしたね。で、茶屋のところに池があって、
鯉がいたので長い時間眺めていたんですけど・・・
編 : 眺めていたんですけど?
裕子 : よくよく見たら鯉が作り物だったという(笑)。
編 : わはははは!切ないですね。
裕子 : そんな経験をかるたにしてみました!

編 : ちょうど「茶屋」も「ち」から始まるので、このようにしてみました!
ちなみにこの時、他に峠駅に下車した鉄道ファンらしき人はいたんですか?
裕子 : いや、私一人でしたね。でも降りるときに鉄道ファンとおぼしき人から
「あ、このコここで降りるんだ」みたいな目線が刺さりました(笑)。
車掌さんにも「本当にここで降りるの?」
って言われましたし。
編 : 確かに軽い気持ちでは降りられないですよね。
裕子 : でも!これからもいろんな駅を攻めてみようと思います!
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