読みモノ&レポート満載! 駅すぱ図書館

木村裕子の鉄道いろはがるた!

第46回 「せ」の巻

木村裕子
裕子 : 今月は「せ」です!さーて、何がありますかね~。
編 : そういえば以前、セーラー服とか着てませんでしたっけ?
裕子 : うっ!20代の頃、仕事で着てましたよ(笑)。でもですね、私自身、そんなにコスプレが好きってわけじゃないんです。
編 : 赤制服姿でその発言は、説得力ゼロですよ!
裕子 : いや~ほんとに(汗)。昔はいろいろやってたなぁ…年もサバ読んでたし。
編 : 大胆な発言!
裕子 : ファンのみなさんも周知の事実です(汗)。以前の事務所の指令で3歳サバ読んでたんですよ。当時はいろいろ制約がありましてですね、「ビール飲めな~い」とか発言してましたけど、しっかり飲んでましたし(笑)。
編 : 話がちょっとキナ臭くなりそうなので、そろそろ鉄道の話に移りましょう!
裕子 :はい!「せ」ということで考えてきたのは「線路」ですね。
編 : 線路もいろんな種類があるんですか?
裕子 : レール幅(軌間)でいえば、在来線は1067mm、新幹線は…えーと「石三個」だから…1435mmなんですよ。
編 : 語呂合わせで覚えてるんですね(笑)。
裕子 : ええ、試験対策ですね(笑)。そしてもうひとつ、762mmの「ナローゲージ」という軌間があるんです。
編 : 在来線と比べてずいぶん狭いですね。乗ったことないですよ。
裕子 : 三重県を走る三岐鉄道北勢線がナローゲージですね。どのくらいかといいますと…。

編 : 狭い!こうしてみるとよくわかりますね。
裕子 : 狭いうえに(このときの私が)太くて泣ける!!いや~以前は顔がパンパンでしたね~。
編 : いまはずいぶんスリムになられましたね。で、当然車両もちっちゃくてカワイイわけですよ。

編 : カワイイ!遊園地っぽい!
裕子 : 一方、車内はというと…。

編 : すごい狭いですね!
裕子 : 皆さん、ぶつからないように暗黙の了解で足をうまく組んでいるんですよね。これだけ狭いと、なんだか妙な親近感を覚えましたよ。友達といくカラオケボックスって、このくらいの狭さ・距離感ですよね(笑)。
編 : ああ、確かにそのとおり(笑)。
裕子 : 続きましてはこちら、鞍馬山鋼索鉄道です。日本で唯一の、宗教法人(鞍馬寺)が運行しているケーブルカーなんですよ。日本一短い鉄道でもあります!

編 : これまたカワイイですね~。
裕子 : お寺の境内を走ってます。きっぷを売っているのではなくて「諸堂維持 御寄付一口 百円の御礼としてケーブル片道乗車が御利用できます」としてあるところも宗教法人ならではですね。11月になると境内の紅葉もキレイですよ♪さて、次はこちらです!

裕子 : 現在は営業していないんですが、かつて兵庫県の明延(あけのべ)鉱山で、鉱石を運ぶために利用されていた鉄道なんです。やがて鉱山で働く人も乗るようになって、料金が1円だったことから「一円電車」と呼ばれてます。

編 : なるほど。それがいま、乗れるようになっているんですか?
裕子 : ときおり、ボランティアの方が主催となって乗車会が開かれています。いまでも乗車賃は1円なんですよ。
編 : なるほど、粋ですね~。
裕子 : 料金もそうですけど、お役御免になったものを有志のみなさんがメンテナンスして残すということにも、心の広さを感じますよね!ということで今回のかるたは、こちら!

編 : 期せずして「狭い」も「せ」から始まりますね。
裕子 : 私のセーラー服姿にしようか迷ったんですけど、最終的にこうなりました(笑)。
DVD絶賛発売中!
『木村裕子の電車女☆冬の旅~富山地方鉄道de露天風呂の巻