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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第45回 「も」の巻

木村裕子
裕子 : さてさて、今月は「も」です!じつはですね、先日北海道に行ってきたんですよ。
編 : それは鉄道の旅ですか?
裕子 : モチロンです♪なので、その旅の中から「も」を探してみようかと。
編 : いいですねぇ、さっそくお願いします!
裕子 : まずはこちら、札幌の藻岩山(もいわやま)にあるミニケーブルカー「もーりすカー」です!

編 : なんだかカワイイですね~。
裕子 : 山麓からロープウェイで中腹まで行って、その先はコレに乗って山頂まで行くんですよ。ちなみに、藻岩山のマスコットキャラクターがこちらです。

編 : なんだかカワイイ…かもしれないですね~。
裕子 :「もーりす」という名前なんですけど、「も」と鳴くのでみんなから「もーりす」と呼ばれるようになった、という設定なんです。
編 : かるたの「も」の札にふさわしいですね!
裕子 : ちなみに藻岩山は、「函館山からの函館夜景」「天狗山からの小樽夜景」と並んで北海道三大夜景スポットのひとつなんです。だから山頂にはカップルがたくさん!いたたまれなくてスグ降りてきましたけどね…。
編 : 木村さん、そういう状況多いですよね(笑)。
裕子 : そう!も~、ほんとにいたたまれない!ちなみに今回の旅は9月でしたから、鉄道オタクの皆さんも少なかったですね。
編 : それは一体なぜなんですか?
裕子 : 8月末までに「青春18きっぷ」を利用する方が多くて、9月になると利用者が落ち着くからでしょうね。代わりにご年配の方が目立ちます。「大人の休日倶楽部」会員の方も多いと思いますよ。
編 : なるほど、季節によって客層が微妙に変わるんですね。
裕子 : 次はコチラです。「も」から始めるとすると「猛烈に感動した!」ですね。
編 : 素敵な景色に遭遇した、とかですかね?

裕子 : 札幌の桑園駅と樺戸郡の新十津川駅を結ぶ札沼線に乗っていた時に遭遇したんですが、トイレットペーパーが三角に折ってあったんですよ!私、列車に乗ってコレみたの、はじめてですッ!!
編 : それはそうとして、木村さんが写っている写真が超ピンボケなのは…。
裕子 : いや~すみません、三脚を立てたんですけど、列車って揺れますから意味なくて(汗)。
編 : 了解です(笑)。
裕子 : 気を取り直して次です!網走駅と東釧路駅を結ぶ、釧網本線の川湯温泉駅にありました足湯です!

編 : この表情とポーズは、猛烈な暑さに耐えているとか?
裕子 : 違いますッ!お湯が出てくるところが、熊の木彫りなんですよ~。すごいカワイイから「萌え」ましたね。
編 : なるほど、「萌え」の「も」だったんですね。
裕子 : そうです。今回のかるたの札も、とっておきの「萌え」でお送りしましょう!

裕子 : 深川市の深川駅から増毛町の増毛(ましけ)駅を結ぶ、留萌(るもい)線!!萌えが留まりっぱなしなワケですよ。人里離れた秘境駅もあったりして、鉄道オタク的にも人気路線なんです。
編 : なるほど。たしかに読んで字のごとく、ですね~。それにしても今回、かなりいろんなところに行ってますね?
裕子 : そうそう!ただ、旭川駅から稚内駅を結ぶ宗谷本線とか、まだ今後のために“残してある”路線もありますよ。滝川駅~釧路駅間を走る“日本一長い距離を走る普通列車”も、まだとってありますッ!!
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