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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第38回 「き」の巻

木村裕子
裕子 : さて、今回は「き」ですよ!「き」と
いえば「木村裕子」以外にないッ!!
編 : もうちょっと話を膨らます感じでお願いします(汗)。
裕子 : ですよね~。では「ギネスブック」。鉄道系ですと「24時間以内に列車で移動した
最長距離」とかがありますけど、何か別の項目を立てたいんですよね。
編 : 鉄道アイドルとして何かひとつ記録を打ち立てたいところですね。
裕子 : ギネスブックの申請にお金がかかるんですけど、英語ができれば申請費用が無料
なんですよ。日本語で申請できるサービスを使うと、10万円くらいかかっちゃうんです。
編 : なるほど。誰か英語のできる方に頼む必要があると。
その前に記録を出すために電車に乗りまくらないとですね。
裕子 : ちなみにですね、私の去年の「鉄道に使ったお金」は総計56万9721円でした!
編 : それはかなりの額ですね。具体的な内訳は?
裕子 : 40万くらいが運賃ですね。あとは鉄道関連の本を買ったり、グッズを買ったり…でも
一昨年は80万を超えちゃってたんで、これでも節約したんですよ。本はなるべく古本を
買うようにしたりとか。
編 : 木村さんは鉄道がライフワークですし、妥当な額かもしれませんね。
裕子 : でも痛いといえば痛いですよ~。よく「○○鐡道」って表記があるじゃないですか。
あの「鐡」という字は、"金を失う"と書く「鉄」の字は縁起があんまり良くないということで、
「鐡道」表記にしているんですよ。まさに鉄道オタクの道は「金を失う道」でもあります!
編 : なるほど、それは知らなかった!でも、仕事だけでなくプライベートでもアグレッシブに
バンバン乗っていますから、お金は出ていきますよね。
裕子 : たしかに乗ってますけど、"アグレッシブ"というと、そんなことはないかもナ~と思う
こともありますよ。休日の私、だいたいこんなかんじですもん。

編 : うわ!覇気がない(笑)。いつもの赤い制服を着た木村さんとは別人のようじゃないですか。

裕子 : 休日はだいたいこんなふうなんですよ。

編 : よーくわかりました(笑)。しかし、よくここまでメリハリがつきますね?
裕子 : 私の場合、オンとオフのスイッチは、制服を着るか否かなんですよ。制服を着ると、
バチッと目が覚めるんですよね~。だから、ラジオの仕事でも赤制服を着るんです。
編 : ラジオは私服でもいいはずなのに(笑)。
裕子 : そうそう。
あとものすごーくダルい時は、自宅から制服を中に着込んでいきますから(笑)。
編 : 以前、実家のある名古屋でイベントをして、「旧友が来て恥ずかしかった」と
おっしゃってましたけど、旧友は旧友で「休日の木村さん」としか接してないから、
驚いたかもしれませんね。
裕子 : まさに!あと、よく「アンタ、そんな鉄道好きだったっけ?」と言われます(汗)。
「鉄道が好き」っていえる雰囲気は当時まったくなかったですから、カミングアウトできる
わけないじゃんよ!と言い返してますけど(笑)。
編 : なるほど、それは確かに。
裕子 : とにかく私、休日は思いっきり「オフ」モードに入っちゃってますから、鉄道の旅の途中で
話しかけられると、かなり挙動不審だと思いますよ(笑)。地方にいくと、「どこから
来たの?」とおばちゃんが気軽に話しかけてくれて、それはそれで嬉しいんですけどね。
編 : では今回の「き」の札は、以下のような感じにしましょう。

裕子 : いや~こうしてみるとメリハリがスゴイですね!
編 : 万が一、赤制服が盗まれでもしたら、ずっとオフモードということですよね(笑)。
裕子 : それはちょっと人間としてマズイ気がしますね(笑)。皆さんも、もし休日にオフモードの
私を電車の中で見かけたら、温かい目で見てやってください(笑)。
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