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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第27回 「お」の巻

木村裕子
裕子 : さて、今回は「お」の札を決めてみたい
と思います!
編集部(以下、編) :以前の「を」を決めたときは四苦八苦しましたけど、
「お」はたくさんありそうですよね。
裕子 : コレでいいんじゃないですか?

編 : これは・・・たしか、いろはがるたの第一回目「い」の札で使った画像ですよね?
裕子 : よーく左隅を見てください。一回目のときは電車と私を絵札に入れ込みましたけど、
今度はこの荷物と私を入れ込んで「置き引きに注意」とかどうでしょう?
編 : 同じ画像を使いまわす秀逸なアイデア!面白いですけど、ボツです(笑)。
裕子 : やっぱりダメか(笑)。
編 : 「同じ」とかはどうですか?
裕子 : 「同じ」・・・あー、そうだそうだ。私、同じ名前の駅や路線があったらよかったのに、
って常々思ってるんですよ。
編 : それは「木村駅」とか「木村線」ということ?
裕子 : そうです。でも存在しないんですよね・・・。そこで、私が考えたプロジェクトがありまして。
編 : プロジェクト、ですか?

裕子 : 長崎を走っているJR大村線の大村駅です!この「大」という字の中央に
縦線を一本入れると「木」になりますよね?
編 : ホントだ。なりますね。
裕子 : 以前、岐阜県の明知(あけち)鉄道でイベントをやらせていただいて、
その際に明知駅を「木村裕子駅」に1日限定で改名してもらったことがあるんですよ。
でも大村駅なら、既存の看板をそのまま活かしつつ、
手軽に「木村駅」ができちゃうわけですよ!!
編 : なるほど。自分の名前の駅が欲しいという壮大な野望に、一休さんのトンチが
まぶしてあるようなアイデアですね(笑)。
裕子 : ええ。わざわざ視察に行ってきたほどですから(笑)。
編 : 他にソレっぽい駅はないんですか?
「林駅」でしたら「林」と「駅」の間に「寸」を入れればいいですし。
裕子 : ナイスアイデア!!(路線図を見ながら駅名を調べて)林駅は・・・ないですねぇ。
あ!これどうですか?福井県の「十村(とむら)駅」!
編 : 「十」に2本加えて「木」にすればOKですね!でも字のバランスが悪くなりそう。
裕子 : あと、読んだ響きが似ているところでは広島県に「玖村(くむら)駅」もあります。
でも「木」にするのは難しいですねぇ。
編 : それだったら、玖村裕子に改名したほうが早いですよ(笑)。
裕子 : め、目からウロコ(笑)!!そっかぁ、その手がありましたね。
既存の駅名と同じ姓の人と結婚するのもよさそう。
編 : 確かにそれが一番無難そうですね。財産目当てとかで結婚する人もいたりしそうですが、
名前目当てで結婚する人っていなそう(笑)。
裕子 : じゃあ今回のかるたは、私の壮大なプロジェクトネタでこうしましょう。

裕子 : 駅名の姓を持つ人と結婚したら、その駅舎で結婚式するってのはどうですか?
編 : いいですね!夢が広がりますねぇ。
裕子 : あと私、「木村」っていう誰でも読める名前ですけど、「コレなんて読むんですか?」って
聞かれるような難しい名前にあこがれてるんですよ。
編 : 難しい駅名と同じ姓の男性と結婚することが大前提ですね。
裕子 : そうですね。たとえば・・・宗谷本線の駅名からとって「雄信内(おのっぷない)裕子」とか。
編 : インパクトが強すぎますって(笑)。
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