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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第24回 「う」の巻

木村裕子
裕子 : いや~一年が経つのも早いものですね。
2010年最後のいろはがるたは「う」の
札を決めます!
編集部(以下、編) :列車ですと「ウエストひかり」や、日南観光特急「海幸山幸」がありますね。
裕子 : 海幸山幸、乗ってみたい!!あと、その弟分といいますか、特急「指宿のたまて箱」が
来年、指宿枕崎線でデビューするんですよ。
編 : すごいネーミングの特急ですね(笑)。
裕子 : 玉手箱にちなんで、ドアが開くと煙に見立てた霧が吹き出すらしいんですよ!
編 : それはすごい!でも玉手箱ゆえに、霧を浴びると老けちゃったりして!!
裕子 : (無視して)「う」はけっこういろいろありますよね。「上」だと「上野」とかかな。
「上り」だと「の」になっちゃうしなぁ。
編 : あ、「上」に関することで前々から聞きたいと思ってたんですけど、寝台車ありますよね。
鉄道好きとしては、寝台は上と下、どっちがお薦めなんですか?
裕子 : やっぱり下段ですね。
編 : えっ!上のベッドのほうがテンション上がりそうな気がするんですけど。
裕子 : まずですね、上段にあがるときに使うハシゴがギシギシいうんですよ。さらにハシゴの
そばに下段の人が使うテーブルがあるんです。ハシゴを使うと、そのテーブルに足が
近づいちゃうから、テーブルにお弁当や飲み物が載っていると
「申し訳ない!」って
気持ちになっちゃうんですよね。
編 : そうなんですか。下段の方にいろいろと気を遣いそうですね。
裕子 : あと、上段だと窓が小さくなっちゃうのも難点ですね。
編 : なるほど~。
裕子 : 逆に寝台特急サンライズ瀬戸・出雲の「のびのびシート」なんかは、
ハシゴもギシギシいわないし、上段でもちゃんと窓があるんでオススメですよ♪
編 : 列車によって違うわけですね。
裕子 : そうそう。ちなみに583系急行「きたぐに」のB寝台車は3段式寝台になっているんです
けど、パンタグラフの下だけ2段ベッドになっていて、中段が他よりも広々としているんで
すよ。それでいて料金は他と同じという。
編 : ほう!それはお得ですね。予約する際に「パンタグラフの下の中段」って指定することも
できるんですか?
裕子 : できますよ。もし乗る機会がある方は、ぜひ!!
編 : あと木村さん、オーソドックスなところで「運賃」とか「運転」も「う」から始まってますね。
裕子 : あまりにオーソドックスすぎて気がつかなかった!
編 : 列車を運転した経験などはないんですか?
裕子 : ありますよ!鉄道好きの方には有名ですけど、群馬県にある鉄道のテーマパーク
「碓氷峠鉄道文化むら」では、EF63形電気機関車の運転体験ができるんです。

編 : それはどなたでも体験できるんですか?
裕子 : 最初に学科講習を受けて、さらに実技講習。そして修了試験に合格する必要があるんで
すけど、不合格の場合は合格するまで追試を受けられるんで、基本的に大丈夫!!
編 : なるほど。でも実際に運転できるのはいいなぁ。子供の頃、電車の運転士になるのが
夢だった!っていう男性も多いと思いますし。
裕子 : そうですね。若者から年配の方まで、いろんな人が受講してましたよ。あとは、鳥取県の
若桜鉄道。ここではSL(C12機関車)の運転体験ツアーをやっているんですよ!
編 : SLですか!それは貴重ですねぇ。
裕子 : すごいのが、もともと保存されていたSLを、若桜鉄道の方が動くように整備したってこと
ですね。動力も蒸気から圧縮空気に変えて。
編 : すごい人がいるもんですねぇ。
裕子 : あと、路面電車の「富山ライトレール」も運転体験ツアーをやってますね。
やっぱり、一風
変わった車両を持っている鉄道会社さんだと、運転体験でも人が
集まりやすいのかもしれない。
編 : 観光客の誘致にもつながりますしね。では今月は、「運転」がらみでかるたを
作ってみましょうか。

運転席で夢心地♪

編 : まさに夢心地なんですよねぇ。あんな重い車両を運転している自分ってすごいな!って
思えますよ。私、クルマの免許持ってないんですけど、EF63形なら運転できるゾと。
裕子 : まさに特殊技能ですよね。
編 : せっかくだから、全国のいろんな鉄道の運転体験にかたっぱしから参加して、免許を
ズラリと揃えたいなと思ってます!!
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