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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第21回 「な」の巻

木村裕子
裕子 : さてさて、今月のいろはがるたは
「な」の札を決めます!
編集部(以下、編) : 鉄道ですと、「成田エクスプレス」が「な」から始まりますね。
裕子 : あ、そういえば成田エクスプレスの初代車両が、来年から長野電鉄の特急列車として
運行されることになったんですよね。
あんな都会っぽい車両が、のどかな地域を走っている姿はちょっと見てみたい。
編 : 確かにそれはありますね。ちょうど長野電鉄も「な」ですし。
裕子 : あと、「な」といえば・・・「眺め」とか、どうですかね?
編 : ああ、いいですね。電車からの眺めは、鉄道の旅の醍醐味!
"日本三大車窓"とか、見てみたいですねぇ。
裕子 : 三大車窓のうち、長野県の姨捨(おばすて)駅からの車窓は、
車内販売員時代によく通過していたのでバッチリみてますヨ!
あそこは盆地なので、夜景も素晴らしいんですよね。
あと、JR九州肥薩線の人吉~吉松間。これも絶景でした!
編 : あともうひとつは、北海道の狩勝峠(かりかちとうげ)ですよね。
ずいぶん前に廃線になってますけど。
裕子 : かなり前に廃線になっているところが、いまだに日本三大車窓となっているのが
ちょっと解せないんですよね~。
行ってみたいし、見てみたいけど、永遠に電車の車窓からは眺められないジレンマ!!
編 : それはありますねぇ。木村さんが新たに3つ挙げるとしたら、どこになりますかね?
裕子 : スゴイ景色の場所は無数にありますから、なかなか難しいですね・・・
じゃあ、「海が見える駅」に限定して挙げてみますね!
車窓もいいけれど一瞬で過ぎ去ってしまうので、「駅」限定で!
編 : よろしくお願いします!
裕子 : まず第3位は・・・

裕子 : 四国を走る予讃線の下灘駅(しもなだえき)。
編 : これ、駅のベンチなんですよね?目の前、いちめんの海じゃないですか!
裕子 : 青春18きっぷのポスターに使われたり、『男はつらいよ』のロケが
行われたりしているんですよ。残念なのは、私が行ったときに曇ってたこと(汗)。
編 : これ以上ないくらいの曇りっぷりですね・・・晴れていたらもっと気持ちよさそう。
裕子 : そして第2位は・・・

裕子 : 東海道本線の根府川駅!
編 : 今度はバッチリ晴れてますね!あと、ホームの向こうに緑があるのもいい感じです!
南国ムードが漂ってるといいますか。
裕子 : 東海道本線ですから電車の本数は比較的多いですし、
先行列車の追い抜きで使われることも多いので、電車がよく停車するんですよ。
編 : こんな素晴らしい景色なら、少々停まったところで腹も立ちませんね。
裕子 : そして栄えある第1位は・・・

裕子 : 信越本線の青海川駅(おうみがわえき)!
編 : これは・・・圧巻ですね。海が近い!!
裕子 : 水着&浮き輪装着で乗車して、ドアが開いた瞬間にドボーンって
飛び込めちゃうほどですよ!今年の夏に行ったんですけど、
最初は近くの"トンネルの中にある駅"に行く予定だったところ、
あまりに天気が良いのでこっちに行っちゃいました。
編 : いやぁ、本当に行ってみたいですねぇここは。
裕子 : 本数が少ないから2時間くらい電車待ちしましたけどね(笑)。
他に誰もいなかったので、ホームにビニールシートを敷いて座り込んで
待ってましたけど(笑)。ちなみに夕日が海に沈む風景も素晴らしいですよ。
編 : 今回のかるたは、コレで決まりですね。

眺め最高!オーシャンビューの駅

編 : ちなみに、「海」とか「美しい」ではなくて、変わった景色のところってありますか?
裕子 : 変わった景色・・・あ、某沿線の某鉄橋から、ホテルのお風呂が丸見えのところが・・・。
編 : ええっ!!それはブログには載せられないなぁ・・・あとでコッソリ教えてください。
裕子 : 男風呂ですけど。
編 : じゃあ別にいいです!
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