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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第2回 「ろ」の巻

木村裕子
裕子 : さて!今月は連載2回目ということで、
「いろは」の「ろ」です!
編集部(以下、編) : ろ、ろ、ろ・・・路面電車!
裕子 : うーん・・・
編  : あれれ?いきなりテンション下がっちゃったじゃないですか。
裕子 : いや、別に嫌いじゃないんですけど、「乗り鉄」の私としては「信号で停まる」ってのが
ちょっと・・・。
編  : なるほど、電車に「乗る」楽しみを重視する「乗り鉄」さんならではの感想ですね。
駅から駅へノンストップで行ってほしい、と。
裕子 : そうそう。それにしても「ろ」って難しいですよね。「ろ」がつく言葉自体少ないというか。
編  : 「駅すぱあと」で調べてみたところ、「ろ」がつく鉄道の駅はわずか23駅でした!ということ
は「駅名しりとり」をやった場合、最後に「ろ」がつく駅名を出せば勝ちやすい、と。
裕子 : 「トトロ」って駅がありますよ。日豊本線の「土々呂」駅。
編  : そんな駅名あるんですか!しりとりの「切り札」になるなー。
裕子 : 隣りの駅周辺に住んで「となりのトトロが・・」とか言ってみたいなぁ(笑)。
あ、そういえばグリーン車が「ロ」ですね。車両の使用目的を表す記号で
「ロ」はグリーン車、「ハ」は普通車なんです。
編  : よく電車に「クハ」とか「モハ」とか書いてある中に「ロ」が入ってたらグリーン車
なんですね。ちなみに「乗り鉄」さんとしてはグリーン車は邪道!普通車が好き!
といったこともあるんですか?
裕子 : いえ、グリーン車大好き(笑)。
東海道・山陽新幹線の中では、500系のグリーン車が好きだなぁ。
編  : それはなにゆえ?
裕子 : アタマの部分を支える枕が上下に動いて、調整できるんですよ!私って背が低いから、
すごく助かってます!背の低い人の目線でも設計されているというか。
編  : なーるほど。その有り難味には気づきませんでした。言われてみると、TVアニメの
『銀河鉄道999』の主人公・鉄郎も背が低くて座席にフィットしてなかったかも(笑)
裕子 : メーテルの目線で設計されてましたね(笑)
編  : それじゃあグリーン車の「ロ」を絡めてかるたを作りましょうか?
裕子 : ちょっと待った!じつはですね、私、年末年始に実家のある名古屋に帰ったんですよ。
その時の写真を撮ってきたんです。
編  : (写真を見ながら)成田山駅を背景にした木村さんが、何か持ってますね?
裕子 : ローソクなんです。以前、お参りに行った際にローソクとお線香がない時があって、
以来お参りに行くときには持参するようにしてるんです。
編  : それは・・・すさまじい用意周到ぶりですね(笑)
裕子 : で、犬山成田山に初詣に行ってきたんですけど、写真に写っている成田山駅、もう営業
していないんですよ。名鉄のモンキーパークモノレール線が昨年の12月27日で営業
終了してしまって・・・。ちょっと大げさですけど、このモノレールの技術と実績があった
からこそ、日本にいろんなモノレールができたといってもいいくらいなんですよ。
編  : 初詣の晴れやかさと裏腹に、寂しい限りですねぇ。わかりました!その実績を後世に
伝えるべく、かるたにしてみましょう。

編  : ちなみに成田山ってどんな「御利益」があるんですか?
裕子 : いろいろあるんですよ。でも個人的には、一つのお寺につき一つの御利益がある
ところを、巡り歩くのもアリかなぁと。
編  : あ、それはなんだか木村さんが達成した「東海道本線全駅下車」の精神に似て
いますね(笑)
裕子 : そう!コツコツ踏破していくヨロコビ!キレイにまとまりましたネ(笑)
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