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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第14回 「か」の巻

木村裕子
裕子 : 今回は「か」の札を決めますよー♪
編集部(以下、編) : 「か」は、たくさんありそうですね。
関東、関西、鹿児島本線に加古川線・・・。
裕子 : あと「加齢」ね。
編 : いきなり鉄道ネタからズレてる!!
裕子 : いちばん加齢を感じた時っていつぐらいでした?
編 : 今ですね(きっぱり)。顔の筋肉がゆるんできた気がするんですよ。
あと白髪も増えましたし。木村さんは?
裕子 : 私は26歳から27歳にかけてがいちばん感じましたね。蚊に刺されても以前はすぐ治って
いたんですけど、腫れが引くのが遅くなってビックリですよ!
あと二日酔いも昔はしなかったけど、今はイベント前に胃腸薬飲んだりして・・・。
編 : アイドルの発言からもズレてきてますね(笑)。ここらで強引に鉄道の話に戻しましょう。
裕子 : か・・・海峡線とか。
編 : 青函トンネルを走る路線ですね。乗ったことはあるんですか?
裕子 : 乗ったことはないんですけど、海峡線の架線は持ってますよ。
編 : 電車のパンタグラフの上に張られている電線ケーブルですね。
裕子 : そうです。ブツ切り状態で売っているんですよ。文鎮代わりに使えそうな感じ。
編 : なるほど。他になにか、「か」がつく電車とか路線ってあります?
裕子 : そうだそうだ、「かしてつ」がありますね。
編 : それは一体?
裕子 : 2007年に廃止された鹿島鉄道です。実は私にとって運命的な路線なんですよ。
東京に出てきて間もない頃、青春18きっぷが残っていたので鹿島鉄道に乗りに
行ったんです。その鉾田(ほこた)駅というところで、私の師匠ともいえる横見浩彦さんに
遭遇したんです。
編 : 日本全国全駅下車を達成したトラベルライターの横見浩彦さんですね。
裕子 : ちょうどその1週間前、横見さんが出演していた漫画「鉄子の旅」のイベントに行って
いたんです。なので鉾田駅で思い切って話しかけてみたところ、いろいろと教えて
くださるようになって。

編 : 鉄道ファンの中では大御所的存在ですもんね。
裕子 : 正直、お会いした当時は私、鉄道は好きでしたけどそんなに詳しくはなかったんですよ。
でも「今度どこそこに行こうと思ってるんですけど」と言うと、横見さんが「じゃあココと
あそこを見たほうがいいよ」と教えてくれて。
編 : 水先案内をしてくれたわけですね。
裕子 : そう。以前の事務所にいたときは、とにかく鉄道の知識を暗記しなさい、と言われて正直
迷っていたんですけど、横見さんいわく「そんなことはしなくていい」と。肩の荷がおりた
気がしましたね。
編 : 詰め込み型の受験勉強じゃなくて、楽しみながら体験を通して覚えていけばいい、という
考えというか。
裕子 : そうですね。今の私があるのも横見さんのおかげ、ひいては鹿島鉄道のおかげと
いえるかもしれませんね。
編 : では、そんな鹿島鉄道への感謝も込めまして、「か」の札を決めてみましょう。

編 : 今回は、いつにも増して情緒的なかるたになりましたね。
裕子 : 廃止になっちゃったのが残念ですけどね。
キモチの上では、鹿島鉄道に足を向けて寝られないな~と思ってます!
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『木村裕子の電車女☆冬の旅~富山地方鉄道de露天風呂の巻