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木村裕子の鉄道いろはがるた!

第12回 「を」の巻

木村裕子
裕子 : 2009年最後にして、最も難関が待ち受けていましたね・・・。
編集部(以下、編) : ですね・・・。
裕子 :ということで、今日のかるたは「を」です(汗)。
編 : 他のかるたでは、どう「を」に対応しているのか、ざっと調べてみました。まず多かった
のが「○○を○○」のように、途中に「を」を入れるパターンですね。古典的ないろは
がるたですと「老(を)いては子に従え」みたいに、古い仮名遣いで「を」から始まる
言葉を使っているケースが多かったです。
裕子 : ・・・飛ばして「わ」に行っちゃいましょうか(笑)。
編 : 「を」には停車しない急行ということで(笑)。
裕子 : いや、でも待ってくださいよ・・・。そういえば「を」から始まる私にピッタリの言葉が
あるじゃないですか!!
編 : えっ!?古語や方言じゃなくてですか?
裕子 : 「ヲタク」ですよ「ヲタク」!!
編 : なるほど!!ちょっとまってくださいね・・・大辞泉を引いてみると「オタク」は載って
ますね。「ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人」とあります。
でも「ヲタク」って表記もよく目にするのは確かですね!
裕子 : あーーーーー私、鉄道ヲタクで良かったーーーー!!!
編 : まさに地獄に仏、かるたにヲタクですね(?)。となると、絵札はどうしましょうか?
どんな写真が一番「ヲタク」らしさが出るかがポイントですね。
裕子 : だったら、私の部屋の写真でいいんじゃないですかね?

編 : もう、完璧!!(笑)。
裕子 : 任せてくださいヨ♪ヲタク写真なら(笑)。
編 : しかし、すごい数ですねぇ。あ、よく見てみるとコンクリート打ちっぱなしの壁じゃない
ですか。オシャレですね!
裕子 : グッズを貼ってあるところはフェイクなんですけどね。前からコンクリート打ちっぱな
しのお部屋に住みたいな~と思っていて念願叶ったんですけど、ここまで貼っちゃう
と意味がなかったです(笑)。
編 : 確かに(笑)。いくつくらい貼ってあるんですか?
裕子 : 壁に貼ってあるのは100枚くらいですね。数え終わって「100枚も!」と自分でも
驚きましたけど。
編 : この「静岡-東京」と書いてあるのは、列車の側面などに掲げてある行先票、いわゆる
「サボ」ですよね?
裕子 : そうです。でも最近はLEDを使ったデジタル表示が多くなって、このままいくと鉄道
ヲタクとして集めるものがなくなっちゃうんじゃないかと、ちょっと心配ですね。
編 : これ以上集めると、貼る場所もないじゃないですか。
裕子 : トイレくらいですね(笑)。あ、でも方向幕なら使い勝手があるかも。
編 : 方向幕・・・列車の横などについてて、グルグル回転して行き先や路線名などを示す
ものですね。でもあれ、長くて場所取りますよね?

裕子 : ご覧のとおり長いですね。
編 : ドアに貼ってるんですね(笑)。
裕子 : 「天蓋ベッド」ってあるじゃないですか。
編 : 天井から布が下がっていて、蚊帳みたいになっている・・・。
裕子 : そうそう。あんなふうに方向幕で囲ってもいいかな(笑)。
編 : どんだけグッズに囲まれたら気が済むんですか!(笑)。
裕子 : 先日、私の彼氏こと「400系つばさくん(新幹線)」の方向幕をネットオークションで
手に入れたんですよ。もー嬉しくて!!
編 : やっぱりグッズ収集にはネットオークションが有効ですか?
裕子 : あとは、鉄道会社さんのイベントでよく即売会をしているので、そこもポイントですね。
その他、鉄道関連じゃない駅前のイベントなどで、価値の高いものがけっこう安値
で売られていることもあるんですよ。
編 : なるほど、とりあえず価値がわからなくても鉄道関連のグッズは持っておくとよいとか?
裕子 : たとえば新幹線0系が運行開始したときに売られていた記念駅弁の包み紙が、
今となっては数万円で売買されていたりしますからね。
編 : ええっ!!!・・・今後はなんでも取っておくようにします。では今月のかるたは、こちら
で決まりです!!

編 : 今回、読み札はカタカナの「ヲタク」、絵札のほうはひらがなにしてみました。
裕子 : なんとかこれで「を」をクリアできましたね!新年第一弾は「わ」からスタートです!!
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