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駅弁ひとり旅・こぼれ話

第77話

きらきらみちのく弁当

大ちゃーん! 単行本『駅弁ひとり旅』の
第6巻「北海道春・夏極上駅弁編」双葉社から新発売だね。オメデトウ!
6巻で通巻30万部突破ですって。すごーい!
ベストセラーじゃん。拍手! 紙吹雪!

うん。うれしいことだね。駅弁が皆さんに愛されている証拠だよ。

菜々 : 読者の皆さんありがとう! 私はね、特にこの6巻が大好き!
だって表紙が私の大好きなJR北海道の特急「旭山動物園号」なんだもーん。
大介 : そうそう、僕も大好きなディーゼル特急キハ183系だ。北海道オリジナルだよ。
菜々 : ふむふむ、この先頭車両、キハ183のチョー大きな顔が北海道してる。
大ちゃんが好きなのもわかるわ。大ちゃんぽいもんね。デカ!
大介 : デカ? 怒ったぞ! シロクマになって、菜々ちゃんを食べちゃうぞー!
菜々 : きゃー、大ちゃんだけには食べられたくないわ! 食べるなら"駅弁"よ!ということで、
大ちゃん、今回のお勧め駅弁は?
大介 : よしきた。「きらきらみちのく弁当」でい!
菜々 : 「きらきらみっちゃん弁当」ですって? どこの幼稚園、いや、駅なの?
大介 : 「きらきら」までは、正解だけど、その後は「みっちゃん」じゃないよ。「みちのく」、
漢字で書くと「陸奥(みちのく)」、意味は「道の奥」、今の東北地方の古い呼び名だよ。
菜々 : 了解しました! 「きらきらみちのく弁当」ね。略して「きらみち弁」トカ!
大介 : んっもう。ま、いっか。「きらみち弁」なら可愛らしいから。
菜々 : ねえねえ、大ちゃん、「きらみち弁」ってどこの駅で売ってる?
大介 : 「きらみちしゃはん」!
菜々 : 「きらみちしゃはん」ですって?
わかった! 快速「きらきらみちのく号」の車内販売のことだ。
大介 : よーく、判ったね。さすが、鉄子編集者の菜々ちゃんだ。
菜々 :だって、パッケージに「きらきらみちのく号」のイラストと、
「完全予約制車内販売限定」って書いてあるじゃない。字が読めれば誰でもわかるわよ。
それより、どうだった? 大間産の本マグロ赤身のづけ炙り焼きの味は?
大介 : そ、そ、それがね。ウェーン!(思い出し号泣) よく覚えてないんだよ。
菜々 : え? 食べたんでしょ?
大介 : うん、食べたことには、食べたんだけど、サドンリー昆ちゃんの登場で、
クリスと3人で分けたから、僕の口にはほんのちょびっとしか入らなかったんだよ。
菜々 : え? 大ちゃん、それでいいの? 駅弁大介、じゃなかった、中原大介の男が廃るわよ。
今すぐ大湊線にUターンよ。そして私の分も買ってきて!