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駅弁ひとり旅・こぼれ話

第147話

木更津駅「漁り弁当」1,000円

今回の「駅弁ひとり旅」、舞台は南房総ね、南総里見八犬伝、子供の頃、夢中で読んだわ。それから木更津の證誠寺にはびっくり!

ポンポコポン!かい?

菜々 : そうそう、まさか、「♪しょ、しょ、證誠寺。證誠寺の庭は、つ、つ、月夜だみんな出て
こいこいこい……」の、あのお寺が実際にあるなんて、ぜんぜん知らなかった。
だから、超びっくり!
大介 : ハッハッハ! 実は僕も木更津に證誠寺が実在するなんて、夢にも思わなかったけど、
久留里線のディーゼルカーのタヌキのイラストがきっかけで、
證誠寺の存在を知ったというわけさ。
菜々 : な〜るほど。電車もよ〜く見れば、ヒントになることがいっぱいあるんだね。
大介 : 久留里線は電車なくてディーゼルカーだけどね。
菜々 : 失礼しました。ところで大ちゃん、久留里線と、ロックバンドの「くるり」とは,関係あるの?
大介 : どうして? 名前が同じだから?
菜々 : だって、くるりの岸田繁くんって、電車好きじゃん。
「赤い電車」って歌はくるりの代表作、有名よ!
大介 : 「赤い電車」って京浜急行の歌だよね。残念ながら、久留里線は赤くはないよ。
久留里線カラーは白に青帯、キハ30のリバイバル国鉄色は、
ベンガラ色にクリームのツートン。
菜々 : そっか、ということは関係なし?
大介 : 残念ながら、くるりと久留里線は直接関係ないみたい。
菜々 : じゃ、どこから、くるりって来たんだろう?
大介 : 詳しいことは分からないけど、くるりのデビュー・メンバー3人は、京都の立命館大学の
同窓生で、なんでも京都市営地下鉄の看板がクルリと回ったとか、
回らなかったとかで、そこからくるりって来たみたいだよ。
菜々 : 京都市営地下鉄か、やっぱ、電車と関係あるわけね。
大介 : そうだね。♪タヌキ色の電車に乗って……
菜々 : なんじゃいな、タヌキ色って?
大介 : ハッハッハ。それじゃ、菜々ちゃんの久留里線カラーっ何色だい?
菜々 : 黄色! 菜の花満開、菜の花に包まれた久留里線ね?
その久留里線で大ちゃんたち、木更津駅の駅弁食べたんだよね?
大介 : うん。僕が「漁り弁当」、美樹さんが「菜の花弁当」。どちらも千葉の老舗万葉軒だよ。
菜々 : アサリもいいけど、私だったら、「菜の花弁当」が食べた〜い。だって、
南房総といえば、やっぱ、菜の花のイメージなんだもん。
大介 : うん。確かに。特に2月頃、東京はまだ北風ピューピューの真冬でも、
南房総では、もう、菜の花咲いてるもんね。
菜々 : 温暖なんだよね。タヌキたちにとっても、過ごしやすいわよ。
大介 : ポンポコ、ポン!