読みモノ&レポート満載! 駅すぱ図書館

駅弁ひとり旅・こぼれ話

第135話

大月駅「ほろほろランチ」

ねえ、大ちゃん。富士急行の電車っておもろいね! 
私、めっちゃ、
気に入っちゃった! 大~好きかも!

ふーん。どの電車がよかった?

菜々 : うーん。みんな! トーマスランド号は超楽しいし、スイスのマッターホルン鉄道の
姉妹電車は赤くて超かわゆい。富士登山電車は超ユニーク!
大介 : そうかい、そうかい! でも、もう一つ、忘れてやしませんか?
菜々 : ナヌ? もう一つですって?
大介 : そう! 富士急の富士急による富士急のための電車!!!
菜々 : オー、イエース! その名は、フジサン特急ね!!!
大介 : ピンポン、ピンポン、大ピンポ~ン!!!
菜々 : もちろん! 忘れちゃいませんよ。フジサン特急は真打なんだから最後に登場で
決まりよ! それにしても大ちゃん、フジサン特急のキャラって、すごいねえ!
大介 : フジサンクン、フジノ助、フジッチョ、ピサフジ、FUZZY,
キザフジ、フジカップル…
などなど、ゆるキャラのオンパレード!
菜々 : ネーミングもおもしろいし、全部のフジサンに性格があるし。
そんなところも気に入っちゃったわ。3両編成の前と後ろとで、顔が違うのもユニークね。
大介 : そうだね。僕らが乗った時は大月を発車する時には1号車のパノラマ展望車が先頭だっ
たけど、富士吉田でスイッチバックすると、今度は3号車貫通型が先頭になったよね。
菜々 : その逆もあるの?
大介 :うん。実はフジサン特急は2編成あって、パノラマ展望車の向きは、それぞれ違うんだよ。
というのも、元々は、国鉄~JRのジョイフルトレイン「パノラマエクスプレス・アルプス」。
当時は6両編成だったものを、富士急に来て、3両、3両の2編成に分けたのさ。
菜々 : なーるほど。それで、先頭の顔がパノラマ展望車と貫通型の2種類あるわけね。
貫通型の顔も可愛いね。
大介 : 僕も貫通型の顔、大好きさ。だって、僕の大好きだった国鉄時代の165系、
クモハ165なんだもん。
菜々 : 大ちゃんの小学生時代の憧れの電車ってわけね。ところで、
大月駅の駅弁「ほろほろランチ」、これまたユニークね!
大介 : うん。ホロホロ鳥そのものが珍しいからね。原産はアフリカで、日本でも東北地方などで
飼育されているけど、多くはないからね。
菜々 : そうよね。ホロホロ鳥料理って、あまり聞いたことないもの。
大介 : ところが、大月の桂川館では研究に研究を重ね、ついにホロホロ鳥の燻製を完成させて
駅弁「ほろほろランチ」が完成したんだよ。
菜々 : ワイン付がまた、そそられるわ。ヒック!
大介 : あれれ、菜々ちゃん、もしかして、もう飲んでたりして?
菜々 : ヒック、ヒック! 中阪デスクには内緒よ!